スマートフォンやデジタルカメラで瞬時に写真が撮れ手軽にSNSでシェアできるなか、国内だけでなく世界各地で“kawaii”インスタントカメラとして人気を伸ばしている“チェキ”。独特なアナログ感と手のひらサイズが魅力のチェキですが、撮ってみると改めて写真の魅力を感じさせられますよね。そんなチェキを使って、今回はTHEラブ人間のベーシストとしても活躍していたアーティスト、おかもとえみさんが、下北沢思い出の場所や、日頃から立ち寄るおススメスポットなどを紹介。自身で写真の撮影もしながら、おさんぽをしている様子をおさめた「チェキさんぽ」が『Cheki Press』内にて掲載されています。Qeticでは今回、そんな彼女の魅力が詰まった記事の一部をご紹介!
チェキを持って、その人物にとってゆかりある地をチェキと共に歩いていただく連載「チェキさんぽ」。第一弾はアーティストのおかもとえみさん。おかもとえみさんは高校時代に下北沢で本格的に音楽活動を開始。“フロム下北沢”THEラブ人間のベーシストとして活動。同バンドを2013年いっぱいで脱退したのち、おかもとえみ個人名義、バンド科楽特奏隊。そしてさまざまなバンドのサポートや作品提供など活動の幅を広げつづけています。
今回の場所はおかもとえみさんの音楽活動の原点であり、ゆかりある下北沢。彼女の思い出の場所や、日頃から立ち寄るお店におススメスポットなど、自身で写真の撮影もしながら、おさんぽをして語ってもらいました。
学生時代はディズニーランドに行くような感覚で下北沢に
「高校時代から下北沢のライブハウスで演奏してみたいという憧れがありましたが、私の通っていた学校にはライブハウスに出演してはいけないという校則があって……。それでも、好きなアーティストを見に行くのは下北沢がおおくて、ライブを見ていると『自分もここでやってみたい!』と、その想いはどんどん強くなっていきました。同世代の周りの女の子たちは『ディズニーランドに行きたい!』という中、私は同じような感覚で下北沢に行っていましたね。高校卒業後にTHEラブ人間に加入してからは、バンドでも個人でも月に10本くらい下北沢でライブができるようになり、自然にこの街の魅力を知っていきました。」
ひとも物理的な距離もすべてが近くて、ぬくもりが感じられる街
「下北沢は洋服屋や古着屋、ご飯屋さんや本屋にレコード屋、それにライブハウスにスタジオ。身近なところに行きたい場所がぎゅっと凝縮されています。それに、複合施設などではなく路面店が多いので、お店の店員さんたちとの距離感が近く、何回か足を運ぶとお店のひとたちはとてもフレンドリーに接してくれます。ひとも物理的な距離もすべてが近くて、ひととひとの手作りのぬくもりで作ったクラフトのような街。他の街にはない特別なあたたかさを感じることができます。」
おかもとえみの下北沢さんぽ
ベースメントバー
「THEラブ人間のカウントダウンライブもした思い出の場所です。脱退後もメンバーは仲が良くて、ドラムのケンジ(服部ケンジ、Dr.)が働いているので、ふらっと立ち寄ります。」
「バーカウンターでお酒をたのんで、カウンター越しに人と話をするのが好きなんです。」
「ネオンやホログラム、キラキラ光るものが好きなので、もれなくミラーボールも大好きです。」
text by Mako Masaya
photo by Nozomu Toyoshima