マイナビアートスクエア(略称、MASQ)にて、建築コレクティブ・GROUPによる個展『島をつくる|Planning Another Island』が5月23日(木)から7月6日(土)まで開催される。
来場者も作業に参加可能、産業廃棄物となった住宅廃材の循環を再現
銀座に位置するMASQの窓からの景色には、東京湾に浮かぶ埋立地が広がっている。『島をつくる|Planning Another Island』では、その大きな島を生成する建築を介して、もうひとつの島の可能性を探究。ある住宅の改修工事の過程で発生した廃材が会場内に運び込まれ、それらを土へと還すコンポストが展示される予定だ。そしてその後、ひとつの住宅から生まれた土を展示会場からもとの場所へと戻すことで島のかたちを変える試みを実践。産業廃棄物となった住宅の廃材を循環させる仕組みを展示会場内に再現したインスタレーションは、観る者にいくつもの問いを投げかける。
また、展覧会期間中はGROUPのメンバーによるコンポスト作業が行われる。希望する来場者は自由に作業へ参加することができる。作業兼パフォーマンスの実施日や、開催予定のトークイベントについては、GROUPのWEBサイトやSNSでの告知を予定している。合わせてチェックしていただきたい。
展示室の窓から東京の埋立地が見える。
今この瞬間にも、埋立地では産廃物の処理が行われている。
私たちは日々、その「島」をつくりながら生活をしている。
毎日決められた時間、ルートで集められる産廃物は、いくつかの「建築」を介して分別、粉砕、焼却、運搬され、最終的に埋立処分場に運ばれ、私たちが今見ている「島」の一部となる。
この展示では、島をつくる「建築」を展示室に移設する。
本展に合わせて、とある小さな住宅の改修を行い、
その過程で生まれる廃材を、展示室でコンポストして土をつくる。
そうしてできた土はもとの場所に戻り、この東京という「島」の形を変えていく。
私たちは「島」をつくる「建築」を展示室に再現し、
窓の外に見える「島」とは異なる、新しい島をつくることを試みる。
GROUP
EVENT INFORMATION
Planning Another Island
2024年5月23日(木)〜7月6日(土)
場所|MYNAVI ART SQUARE(〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー22F)
開館時間|11:00〜18:00
休館日|日・月・祝
入場|無料
プレスプレビュー|14:00 – 17:00(15:00よりGROUPが展示解説を実施します。)
・オープニングレセプション|18:00 – 20:00 ※オープニングレセプションはどなたでもご入場頂けます。ぜひご来場ください。
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