Jeep® Presents “The Real Music Show” vol.01
2013.06.05(水)@渋谷O-EAST

6月5日(水)、渋谷O-EASTにて開催された<Jeep® Presents “The Real Music Show” vol.01>。「Jeep®にも音楽にも、すべてを乗り越えるチカラがある」というメッセージを核に、2012年よりJeep®が立ち上げた音楽プロジェクト<Real Music>の一環としておこなわれたこのイヴェントに、TOKYO No.1 SOUL SET、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、ペトロールズの豪華3組が出演した。この<Jeep® Presents “The Real Music Show”>は、年4回開催のシリーズ・イベントとしておこなわれていく運びとなっており、今回はその記念すべき第1回となった。大いに盛り上がったこの夜の模様を振り返ってみよう。

会場に着くと、エントランス付近にライトアップされたJeep® Wranglerが展示されている。昨年11月の<neutralnation2012>や今年4月の<SonarSound Tokyo 2013>の会場でもJeep®のブースを見かけたが、前述した<Real Music>の流れで、Jeep®は積極的に音楽シーンをサポートし続けてきた。しかもそこには明確な世界観やコンセプトが感じられ、我われのライフスタイルや好奇心を押し広げて豊かにしてくれるものとしての“Jeep®”であり“音楽”でありを非常にクリエイティヴなかたちで演出しているのが素晴らしいと思う。会場に足を運んだ音楽ファンたちもそんなJeep® Wranglerが醸し出す魅力に大いに興味を示していたようだった。

19時。最初にステージに登場したのは、東京事変の2代目ギタリストとしても知られる浮雲こと長岡亮介を軸とした3ピース・バンド、ペトロールズ。長岡は英国でガソリンを意味する“ペトロール”をバンド名に付けるほどの大の車好き。MCでもこのイヴェントに参加する意気込みを熱く語っていた(ライヴ前にベースの三浦淳悟がJeep® Wranglerに試乗した時に似合いすぎていたという話には妙に納得してしまった。たしかに似合う!)。実は僕はペトロールズのライヴをはじめて観たのだが、本当にかっこいい。センスの塊のような長岡のソリッドなギター、うねるような三浦のベース、マシンの如き河村のタイトなドラミング! 3ピース・バンドのひとつの完成形とも言えるようなそのサウンドとパフォーマンスはトップバッターにして、鮮烈なまでの印象をオーディエンスに残した。

次はペトロールズとも親交が深いというヴェテラン、田島貴男(オリジナル・ラブ)。リゾネーター・ギター(円形の薄いアルミニウム製の共鳴板をブリッジの下に取り付けたアコギの一種)を駆使して、圧巻のパフォーマンスを披露した。それはもはや我われの知る弾き語りの概念を超えるもので、まるでブルースの神が憑依したかのように、ギターを叩き、鳴らし、シャウトし、たったひとりでディープなカントリー・ブルースの世界を体現しきった。6月16日(日)に予定されているニュー・アルバム『エレクトリックセクシー』から新曲“エブリデイ”(ご本人いわく原曲はエレポップだが、この日はギター1本ヴァージョンで演奏された)、また誰もが知る“接吻”や“ボラーレ”といった大ヒット曲のアコギ・ヴァージョンも披露された。それにしてもこの夜の弾き語りなんて、まさにJeep®の世界観にばっちりハマるんじゃないだろうか。Jeep® Wranglerでブルースの名所をまわるアメリカ旅行なんてできたら最高だな……。

最後にステージに登場したのはTOKYO No.1 SOUL SET。BIKKE、渡辺俊美、川辺ヒロシによるトライアングルに、生ベースとパーカッションを加えた5人バンド編成だ。川辺が放つグルーヴに、生ベースとパーカッションが躍動感を加え、渡辺のギター、そしてBIKKEのMCがそこに加わる。ポスト・パンク、ヒップホップ、テクノ、ニューウェイヴ、エレクトロ……、まるでポップ・カルチャーの歴史を紐解いていくかのように様々な音楽がミックスされた彼らのサウンドに、フロアの熱気が一気に高まる。沸き起こるアンコールに応え、最後には彼らのクラシックのひとつ“黄昏’95”をプレイ。MCでBIKKEと渡辺俊美はJeep® Wranglerについて触れていたが、ふたりはかなりJeep® Wranglerに興味津々だった様子。そのうちどこかでJeep® Wranglerに乗っているふたりに遭遇する可能性があるかも、だ!?

次回はいったいどんなアーティストが出演するのか?! あと3回予定されている<Jeep® Presents “The Real Music Show”>にぜひ注目していただきたい!

text by Naohiro Kato
photo by 横山マサト

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