レッドブル・ジャパンが、5月26(日)に兵庫県神戸市の神戸ハーバーランド・高浜岸壁で、動力を持たない手製飛行機のクリエイティビティ、パフォーマンス、飛行距離を競う一般参加型イベント<Red Bull Flight Day 2024>を日本で9年ぶりに開催した。

「ぶっ飛んでるヤツらが、優勝。」がテーマの今回は35チームが出場。天候にも恵まれ、のべ約2.1万人の来場者が観覧エリアを埋め尽くし、終日会場からは大きな歓声が上がった。

ジャルジャルが神戸の空を飛ぶ?ゆりやんレトリィバァや呂布カルマが審査員を務めた<Red Bull Flight Day 2024>をレポート artculture240530-red-bull-flight-day-SuguruSaito1
Photo by Suguru Saito / Red Bull Flight Day 2024

審査員を務めたのは「ぶっ飛んでる」人として選ばれた、元プロ野球選手の赤星憲広、ラッパーの呂布カルマ、お笑い芸人/アイドルのゆりやんレトリィバァ、そしてレッドブル・アスリートでスキージャンプ選手の高梨沙羅小林陵侑の5名。イベント・アンバサダーを務めたお笑いコンビ「ジャルジャル」のチーム「夢なし大学生」を含む35チームのクリエイティビティとパフォーマンスを楽しみながらジャッジした。

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Photo by Suguru Saito / Red Bull Flight Day 2024
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Photo by Suguru Saito / Red Bull Flight Day 2024

飛ぶ前の意気込みを聞かれると夢なし大学生はどこか遠くを見ながら無言に。思わず久地々ディレクターがツッコむと「僕のつくった機体が飛ぶ様子を見られるのは嬉しいです」とコメント。夢なし大学生が飛ぶ予定が、なぜか久地々ディレクターが飛ぶことになり「なんで俺が乗るんだ!」と戸惑いながらも、夢なし大学生に機体を押されながら久地々ディレクターがテイクオフ。まさかの展開に会場から大きな歓声が上がる中、飛距離6.2m、合計57.2点を記録した。

フライト終了後、夢なし大学生演じる福徳さんは自身が飛んでいないにも関わらず、達成感に満ちた表情でプラットホームを颯爽と歩いて退場。そんな福徳さんの代わりに飛ぶことになった後藤は、「飛ぶ前も飛んでいる最中もめっちゃ怖かった! アメージングな経験ができて一皮むけました。ただ、もう少し会場を盛り上げられたのではなかったかと考えています。次回はリベンジしたいです!」と悔しさを見せた。

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Photo by Suguru Saito / Red Bull Flight Day 2024
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Photo by Suguru Saito / Red Bull Flight Day 2024
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Photo by Suguru Saito / Red Bull Flight Day 2024

イベント中には BMXフラットランド、フリースタイル・フットボール、フリースタイル・バスケットボール、そしてブレイキンによるショー「Red Bull Street Jam」が行われ、ゆりやんレトリィバァさんがレッドブル・ダンサーのAmi、Taisukeとブレイキンのダンスセッションで共演する一幕も。会場の熱気はさらに高まった。

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Photo by Jason Halayco / Red Bull Flight Day 2024

1位に輝いたのはチーム「んだんだ」の“復活のNAMAHAGE”。一昨年開催された<Red Bull Box Cart Race 2022 OSAKA>出場時に完走できなかった悔しさを晴らすべく、今回<Red Bull Flight Day 2024>に出場。滑走前になまはげのパフォーマンスを披露し、勢いをつけてテイクオフ。安定感を保ちながらぐんぐんと飛行距離を伸ばし、15.6mと今大会の最長飛行となった。出場したほとんどのチームが飛行距離を伸ばせず落下していく中で、あまりの飛行時間に会場からも大きな歓声が上がる。なまはげをモチーフにした飛行艇の高いクリエイティビティと、プラットフォーム全体を使ったなまはげたちのダンスパフォーマンスが審査員の5人からも高い評価を獲得しての優勝となった。

イベントを終え、審査員のゆりやんレトリィバァは、「やっぱり自分も賞レースとかで審査していただく立場でもあり、また今回初めて審査員を務めたので、人の審査に非常に慎重になりすぎてしまいました。他の審査員の方は9点、8点とか出してましたが、私だけ4点5点5点6点とかつけてしまい、全くぶっ飛べませんでした」とコメント。また、ジャルジャルのお二人のフライトに対し、「滑走路上のパフォーマンスの審査をしましたところ、他の出場者は踊ったり色々絵を描いたりされていた中、ジャルジャル先輩はBGMの中喋っていただけだったので、4にさせていただきました(笑)」と語ると、「低すぎる!」とジャルジャルの二人からツッコミを受けた。

呂布カルマは「バカバカしいことに全力でやってることに勇気をもらえました」と感想を語りつつ、自身をイメージした機体を制作した「チームカルマ」に対し「自分をモチーフにしてくれているわりに、別の人のリリックを使用していたのは許せないですね(笑)」と冗談で笑いを誘う。

そして飛ぶことのスペシャリスト、スキージャンパーでレッドブル・アスリートの小林陵侑は「みんな個性があって面白かったです。終始笑わせてもらいました!」とコメント。高梨沙羅が「ジャルジャルさんのフライトはすごくポップだったのに終始顔が険しくて、高い場所に緊張されているのがよく分かりました(笑)」と語ると、ジャルジャルのお二人は苦笑いを浮かべた。

最後に、大会の総評を求められたゆりやんレトリィバァは「本当に皆さんの姿に感動しました」と泣きそうな顔をして下を向くと“白目芸”を披露。それに対し福徳さんも白目芸で対抗。二人のふざけ合いを見て呂布カルマさん、高梨沙羅、小林陵侑が大爆笑し、大盛り上がりの中イベントは終了した。

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Photo by Suguru Saito / Red Bull Flight Day 2024

EVENT INFORMATION

Red Bull Flight Day 2024

2024年5月26日(日)
神戸ハーバーランド・高浜岸壁(兵庫県神戸市中央区東川崎町1-6)
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