ライゾマティクスによる初の大規模個展＜ライゾマティクス_マルティプレックス＞が、3月20日（土）〜6月20日（日）に東京都現代美術館で開催される。
＜ライゾマティクス_マルティプレックス＞が東京都現代美術館で明日開幕
2021年に設立15周年を迎えるライゾマティクスのアーカイブを網羅した本展では、リアルの会場に加えてオンラインでも作品が展示される。オンラインでは、東京都現代美術館の空間が3Dモデルで再現され、鑑賞者が会場をウォークスルーしていくという擬似体験が可能だ。
新作の1つである『Rhizomatiks × ELEVENPLAY “multiplex”』は、ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」のダンサーの動きをモーションデータ化し、映像プロジェクションや動くロボティクスとともに構成されたインスタレーション作品だ。高さ約7メートル・全長約27メートルの空間に、パナソニックの「DLP®方式 SOLID SHINEレーザープロジェクター」を15台使用しマッピング。臨場感を高めるためのレイアウト設計と、高精細かつシームレスな映像表現により、没入感のある空間が演出される。
また、2011年に発表された代表作『particles』が本展に合わせてアップデートされた。今回は、東京都現代美術館の地下2階から地上3階までの吹き抜けの空間を使用。高さ8メートルある有機的な螺旋構造のレールに多数のボールが転がり、空中に浮かぶ光の点滅と共に幻影的な残像が生み出される。球の位置を正確にトラッキングするレーザー照射により、独創的かつ立体的な視覚表現を楽しめる。
そのほか、国内外で展開されてきた多様な活動の記録映像や、実際に開発されたオリジナルデバイスなどの資料を通じて、ライゾマティクスの歩んできた軌跡が紹介される本展。オンラインでも体験できるハイブリットな展示内容に是非期待してほしい。
EVENT INFORMATION
ライゾマティクス_マルティプレックス
会期：2021年3月20日（土・祝）〜6月20日（日）
休館日：月曜日（5月3日は開館）、5月6日（木）
開館時間：10:00〜18:00（展示室入場は閉館の30分前まで）
観覧料：一般 ￥1,500／大学生・専門学校生・65歳以上 ￥900／中高生 ￥500／小学生以下無料
＊本展のチケットでMOTコレクションもご覧いただけます。
＊小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
＊身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方（2名まで）は無料になります。
＊予約優先チケットあり
＊緊急事態宣言中は事前に予約優先チケットのご購入が必要になります
会場：東京都現代美術館 企画展示室 地下2F
主催：公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
助成：令和2年度文化庁優れた現代美術の国際発信促進事業
協賛：ブルームバーグL.P.
協力：株式会社アブストラクトエンジン
技術協力：パナソニック株式会社／キヤノンマーケティングジャパン株式会社／株式会社DataSign／株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント／株式会社Kyuzan
