現地時間2026年7月23日(木)から26日(日)まで、アメリカ・サンディエゴで<サンディエゴコミコン>(SDCC)が開催されました!
コミック、ゲーム、漫画、アニメ、絵本、テレビ放送局、映画配給会社、動画配信サービス、フィギュアなど、ありとあらゆるポップカルチャーのコンテンツで溢れる4日間。会場のコンベンションセンターには、大手企業による迫力満点のブースがひしめいていました。
ルーカス・フィルムのパビリオンは、今年5月に公開された『マンダロリアン&グローグー』関連の展示が目玉。マンダロリアン(ディン・ジャリン)のアーマーは、実際に劇中で使用されたものだそうです。

グローグーの実物大アニマトロニクスも来場!

DCのブースは、スーパーマンの「孤独の要塞」を再現していました。

フォトスポットで撮影すると、お土産としてコミックをもらえます!

マーベルのブースは、12月公開の映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』のコスチュームを展示。

同作に登場するドクター・ドゥームの側近「ラトベリアの魔女」も展示されており、期間中は日替わりで異なる魔女に。毎日チェックしたくなるよう仕掛けるマーベル、話題作りが巧みです!

それに関連し、今年最も注目を集めたマーベルのパネルディスカッションについて、振り返っていきましょう。
同パネルは、今年もサプライズでいっぱいでした。冒頭からケヴィン・ファイギ(マーベル社長)が噂を認めるかたちで、新作映画『ゴーストライダー』の2028年公開を発表! 主演(ゴーストライダー役)のライアン・ゴズリング、監督のショーン・レヴィもステージに上がり、ファンの期待を煽っていました。


さて、今回のパネルに『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』のキャストが大勢参加する、という事前情報はありましたが、その方法はかなり特殊でした。同作で監督を務めるルッソ兄弟が「もし会場の前列と後列が逆だったら?」と言った途端、会場後方の黒幕がオープン。そこに、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』のキャストたちが並んでいたのです!


誰も彼もが後方に気を取られていると、今度はステージ前方にロバート・ダウニー・Jr(ヴィクター・フォン・ドゥーム/ドクター・ドゥーム役)らが登壇。

そして、後方組が客席通路を練り歩きながらステージへ。

また、ウェイド・ウィルソン/デッドプール役のライアン・レイノルズが客席に潜入していたことが判明! どうにかして『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に出演できないかと営業をかけるもバッサリと断られてしまったレイノルズは、諦めて帰路に就きました。


最後のサプライズは、『ブラックパンサー3』。ライアン・クーグラー監督が、同作はティ・チャラ(初代ブラックパンサー)の息子の成長物語になると紹介し、その役をデヴィッド・ジョンソンが演じるとアナウンス! 彼をステージに招き入れたのでした。

ジョンソンは、ブラックパンサー及びマーベルという“家族”に迎え入れてもらえたことへの喜びを噛み締め、感謝の意を表明。彼を歓迎する温かなムードが漂うなか、パネルは幕を閉じました。

なお、今年は2年ぶりにマーベルがホールH(※<SDCC>で最も大きな会場)でパネルディスカッションを行なうとあり、マーベルの話題一色になることは誰しもが予測済みでした。そのせいか、ホールHにおける他企業の完全新作発表会は少なく、すでに強固なファンダムを抱えている作品や業界人によるトークセッションが大半に。その状況下で、マーベルパネルの2つ前「土曜日午後のホールH」という注目度の高いスロットを確保したのが、Apple TV。同サービスがホールHに参加するのは初のため、その衝撃と言ったらありません。
Apple TVがプレゼンテーションで紹介したのは、映画『Matchbox The Movie』、ドラマ『ダーク・マター』、映画『Neuromancer』、映画『Mayday』、ドラマ『ウィドウズ・ベイ』、ドラマ『サイロ』の計6作品。会場の左右いっぱいに高画質のイメージを映し出し、澱みなく進行していく様子がAppleの製品発表会を彷彿とさせました。
こちらの写真は、『ウィドウズ・ベイ』のパネルディスカッション風景。

本作は、架空の島における呪いについて描いたホラーコメディドラマで、今年のエミー賞でも多くノミネートを果たしている話題作です。クリエイター兼ショーランナーを務めるのはケイティ・ディポルドですが、【チャイルディッシュ・ガンビーノの“This Is America”のMVなどを手がけたヒロ・ムライが共同エグゼクティブプロデューサー】という情報を加えれば、Qetic読者の皆さんにも興味を持っていただけるでしょうか?

パネルは、まだシーズン2の更新が決まったばかりなので、シーズン1を和気藹々と振り返る、といった内容でした。ちなみに、今回の<SDCC>期間中に交流した方のほぼ全員が「最近観た面白いドラマ」として同作をピックアップ。怪奇現象に怯える人々の滑稽な姿が見どころで、本当に面白いのでおすすめです!
さて、Apple TVが最も力を入れていたのは、シーズン3が順次配信中のSFドラマシリーズ『サイロ』。環境汚染につき地下要塞「サイロ」で暮らす人々を描いたディストピア作品です。
プレゼンテーションに登壇したのは、クリエイター兼ショーランナーのグレアム・ヨスト、エグゼクティブプロデューサー兼主演のレベッカ・ファーガソン。そのほか、コモン(そうです、ミュージシャンとしても知られるコモンです!)、アシュリー・ズーカーマン、ジェシカ・ヘンウィック、アレクサンドリア・ライリー、ティム・ロビンスといったキャストたち。シーズン4制作決定のアナウンスに、客席から歓声が上がりました。

Apple TVは、会場近郊で野外アクティベーション『The Silo Experience』も展開。まるで「サイロ」にいると錯覚するような仕掛けやガイドによる迫真の演技で、作品の世界観に浸ることができました。

また、<SDCC>2日目の夜には、『The Silo Experience』の目の前にステージを組んで、コモンによるスペシャルパフォーマンスも実施していました。
こういった例からもわかるように、今年はやたらとサプライズイベントが多かった印象です。「マーベルの話題にいかに対抗するか」という点が他社の最重要課題だったのではないでしょうか?
そんなサプライズイベントのなかでも特に衝撃を受けたのは、グリーン・デイの半自伝的映画『Nimrods』のPRでした。<SDCC>1日目の早朝、「本日ペトコパークでグリーン・デイがサプライズイベントを行なう」というプレスリリースが届いたので、嘘か誠か足を運んでみると、ビリー、マイク、トレが本当にステージに現れました!
到着するやいなや、アイスクリームトラックの上に登ったビリーが、アコースティックギター1本でグリーン・デイのメドレーをパフォーマンス。


そのあとは、メンバーたちがアイスクリーム、Tシャツ、ピックをオーディエンスに配るという、大盤振る舞い!



後半には、『Nimrods』で主演を務めるメイソン・テムズ(ホラー映画『ブラック・フォン』で有名ですね)も現れ、一緒にアイスクリームを配っていました。

オーディエンスを背景に記念撮影している様子。

<SDCC>で生グリーン・デイを拝むという、あまりにも不思議な体験で、狐につままれたような思いになりました。
さあ、来年はどんなサプライズが待っているのか? この先も<サンディエゴコミコン>を追っていきたいと思います!
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