『STUDIOVOICE』(発行:株式会社INFASパブリケーションズ)の最新号が10月20日(金)に発売。
最新号では、この国の現在の「エロ」をめぐる諸状況を、“これまでの枠組みにおいては捉えきれない、分析不可能なものである”という見立てのもと、「Alternative Eroticism ゆらぐエロ」と題して特集。
千葉雅也×松岡正剛×村田沙耶香による巻頭鼎談「来たるべきエロス」では、現代におけるエロスのあり方を人類史、文化史、精神分析、アート、あるいは私的な経験などに基づきながら、あらゆる角度から考察します。
また、多様化しながら交錯するフェティッシュシーンの欲望を、ライターの九龍ジョーがレポート。今年の<バーニングマン>のオフィシャルアーティストとして招待された縄師・HajimeKinokoと気鋭の写真家・岡部桃との共作フォトストーリーや、女優の吉岡里帆を川島小鳥が熱海秘宝館にて撮影された、巻末フォトストーリーなど、特集ならではのビジュアル企画も充実しています。
そのほか執筆・出演陣には、海猫沢めろん(小説家)や松本卓也(京都大学大学院准教授)、ケロッピー前田(身体改造ジャーナリスト)、柴田英里(現代美術家)、安田理央(アダルトメディア研究家)、志田陽子(憲法学者)、姫乃たま(地下アイドル/ライター)、藤野眞功(作家)、末井昭(編集者)、梁井一(AV監督)、倉持由香(グラビアアイドル)、七菜乃(女体愛好家)、都築響一(編集者)ら、世代もジャンルも超えたラインナップとなっています。
インターネット以降、ますます独自の変容を遂げる日本の「エロ」を活写し、そこに写る“いま”を読み解いていく一冊です。
STUDIO VOICEとは?
1976年に日本で誕生したカルチャー雑誌。以来40余年、徹底した特集主義と独自の視点で同時代のカルチャーを鋭く切り取ってきた雑誌は、いま再び、現代の社会(=STUDIO)から発せられるあらゆる声(=VOICE)に耳を傾け、読者の感性を強烈に揺さぶるメディアを目指している。