オルタナティブHipHopトリオDos MonosのメンバーTaiTanと、バンドMONO NO AWAREのフロントマン玉置周啓によるポッドキャスト番組『奇奇怪怪明解事典』が書籍化されることに。
ポッドキャスト番組『奇奇怪怪明解事典』が書籍化!
『奇奇怪怪明解事典』は、今年3月に「JAPAN PODCAST AWARDS 2020」でSpotify NEXTクリエイター賞を受賞し、5月にはSpotifyでの独占配信を発表、Spotify Podcastチャートで第1位をマークすると、12月現在の合計再生時間・再生回数が前年比999%増を叩き出すなど、近年のポッドキャストブームを代表する大人気番組だ。日々を薄く支配する怪奇現象に名前を与え、その正体を考察することをコンセプトとして番組はスタート。多様なコンテンツと社会現象についてラッパーとシンガーが語りのめす内容で注目を浴びている。
『奇奇怪怪明解事典』書籍版が刊行されるにあたり、上出遼平(『ハイパーハードボイルドグルメリポート』テレビプロデューサー・プロデューサー)、塩塚モエカ(羊文学)、小原綾斗(Tempalay)が帯コメントを寄せている。書籍は50本の対話に加え、語り下ろしを収録し、2022年2月中旬に刊行予定だ。表現者の視点からの現代への批評集であり、また音楽・映画・マンガなど、著者両名の個性と時代の雰囲気が色濃く反映されたカルチャー全般へのガイドブック=ブックガイドとしても楽しめる1冊に。ぜひこの機会に、ポッドキャスト番組とともに本書をチェックしてほしい。
二人の軌跡は蛇行し、螺旋を描き、どこへもたどり着く気配がない。しかして、その歩みが知を耕す。私は二人の会話を生涯聴いていたい。
上出遼平
私もこんな相棒がほしい。心をキラキラ輝かせたまま大人になった二人の、小さな秘密基地を覗いているような気分になった。賑やかでためになる、タダモノではない大事典だ。
塩塚モエカ
帯なんてつけてんじゃねえ。良著に帯は付かん。この本に帯はいらんのだ。
そもそも本ではない。
小原綾斗