DOMMUNEの宇川氏が手掛ける、革新的アートフェス＜高松メディアアート祭＞開催

DOMMUNEの宇川直宏がジェネラルキュレイターを務め、世界各国から様々な作品が集結する高松メディアアート祭が、記念すべき第1回目の開催を迎えます。

場所は高松にある玉藻公園／披雲閣。瀬戸内海を通して本州と四国を結ぶ高松は、港を介して様々な文化や人びとを受け入れて発展してきました。松平家の別邸として建てられたこの御殿は、賓客をもてなす迎賓館としての役割も持ちあわせていました。国の重要文化財である御殿にメディアアアート作品を展示するという試により、歴史を超越した審美的興奮が立ち現れる、全く新しいプロジェクトになることは間違いありません。

今回は、ジェネラルディレクター・キュレーターを高松市出身のアーティスト、宇川直宏が担当。「The Medium of the Spirit-メディアアート紀元前-」のタイトルのもと、世界各国から様々な作品が集結します。「シンギュラリティ（技術的特異点）問題」がささやかれる現在、テクノロジーと人間の潜在能力のぎりぎりの格闘のようなエネルギーをメディアに写し取った作品のセレクションを行い、アートのもつ急進性と普遍性を世に問うアート展となっています。

またコンペティションとして、世界中から集まった多数の応募作品の中から厳選な審査を行った受賞作品が同時に展示されます。招待作家は、アメリカが生んだ唯一無比の天才的なアーティスト、フランク・ザッパのクレイメーションでも有名なブルース・ビックフォードの初来日を筆頭に、オーストリア・リンツで行われている世界有数のメディアアートの祭典、アルスエレクトロニカの全面協力のもと厳選されたPRIX selection（全アーティスト来日）など豪華な布陣となっています。

さらに、音楽家でもありアーティストでもある、和田永の最新作インスタレーション、また宇川直宏率いるライブストリーミング・チャンネル DOMMUNE のサテライトスタジオなど、ステレオタイプな未来像を軽く打ち破った、血の通ったフェスを目指している高松メディアアート祭。要チェックです。

Twitter Facebook

edit by Qetic