宝島社から、“美人すぎるミステリー作家”・一色さゆりの最新作『噓をつく器 死の曜変天目』が2017年7月22日(土)に発売されます!

2016年に『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し、作家デビューを果たした新人作家、一色さゆり(いっしき・さゆり)の新作です。著者は、東京藝術大学卒業後、ギャラリーに勤務し、上海や台北、香港、ソウルなどで仕事を経験。ギャラリー勤務中に執筆した作品『神の値段』で、宝島社の主催する第14回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞を受賞。専門知識と経験に裏打ちされた業界のディテールや描写の厚みが高く評価されました。

そして受賞後は香港中文大学大学院美術科へ留学し、漢字文化圏(東アジア)の近代文化やアートマネジメントを専攻。帰国後は学芸員として美術館に勤務。展示の企画を行っています。

美人すぎるミステリー作家・一色さゆり

28歳・現役美術館学芸員。“美人すぎるミステリー作家”一色さゆり art170705_tkj_1-700x933

東京藝大出身! 京都生まれ、知的美女

1988年生まれ、京都府京都市出身。東京都在住。東京藝術大学芸術学科卒業後、ギャラリー勤務を経て、香港中文大学大学院美術科に留学。帰国後は学芸員として美術館に勤務。

藝大では作品を言葉にする勉強を

芸術学科では、作品制作ではなく作品を言葉にする勉強をしました。現代美術や美術批評などにも興味があり、学外でも美術にまつわる講座には積極的に参加していました。

噂の教授に会いに香港まで突撃訪問!

ギャラリー勤務時代、専門性と留学経験を身につけたいと考えていたところ、中文大に東アジアを専門とするすごく面白い教授がいることを知り、一人で会いに行きました。すると、非常にオープンな方で、一念発起で大学院生になりました。院生時代はクラスメイトと一緒に現地のアーティストにインタビューを行ったりしました。

趣味は釣り!? 3ヵ国語を操る!

釣りと語学と映画が好きです。語学は英語と中国語の3ヵ国語を話せます。今、ドイツ語を勉強中です。

曜変天目を題材にした理由は?

以前から工芸の世界に興味があったので、その中でもポピュラーな焼物を題材にして小説を書いてみようと思いました。ミステリーに向く焼物を探したとき、世界で3点しか存在せず全て中国でつくられ、それなのに日本にしかなく、見た目も怪しげで印象的な曜変天目茶碗のことを知り、ストーリーが膨らみました。また●●焼というふうに産地にこだわらず、全国どこでもつくることがきるので、曜変天目はぴったりだと思いました。

九州・東海道・京都まで窯元を徹底取材!

今回の作品の執筆にあたり、コネクションを活かして、実際に九州・東海道・京都の窯元を取材しました。陶芸にまつわる謎や現状から着想を得て、ミステリー小説にしました。陶芸の世界を奔浪する町子を応援してください!

『このミステリーがすごい!』大賞とは?

『このミステリーがすごい!』大賞は、ミステリー&エンターテインメント作家の発掘・育成を目指す新人賞です。大賞賞金は文学賞最高額である1200万円。1次選考に残った作品は、書評家の推薦コメントをWEB上で公開しているため、応募者の皆さんからは「プロの意見を知ることができ、励みになる」という声をいただいています。また、大賞作品はすべてベストセラーとなっており、これまでに、直木賞受賞作家の東山彰良氏や、累計1000万部突破の「チーム・バチスタ」シリーズの海堂尊氏などの作家を輩出してきました。また『一千兆円の身代金』(フジテレビドラマ化)、『さよならドビュッシー』(2013年映画化・日本テレビにて2016年ドラマ化)、『果てしなき渇き』(2014年映画化)など、受賞作品は多数映像化されています。

RELEASE INFORMATION

『嘘をつく器 死の曜変天目』

28歳・現役美術館学芸員。“美人すぎるミステリー作家”一色さゆり art170705_tkj_3

2017.07.22(土)
一色さゆり
¥1,380(+tax)
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あらすじ:人間国宝候補の陶芸家、西村世外の窯元に就職した早瀬町子。世外の息子の久作と、長く世外に仕える源田と三人で窯元を守っているが、世外が久作に跡は継がせないと言ったことで父子のあいだには深い溝ができていた。ある日、町子は、かつて見たことのない焼物を目にする。それは、小さな器の中に永遠の宇宙が広がっているようで、町子の心を大きく揺さぶった。しかしその翌日、世外が殺され――。町子は保存科学の研究をしている先輩の馬酔木(あしび)と共に、不思議な器の謎と、犯人を追う

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