水曜日のカンパネラ×北九州市若松区×QETICは、若松の街を舞台に撮り下ろしたコラボ・パフォーマンス映像作品を制作。11月15日(火)公開となりました。
このプロジェクトは、若松区のシンボル「若戸大橋」の60周年企画として、「次世代へ文化を紡ぐ」街の想いを届けるべく、水曜日のカンパネラとコラボレーション。若戸大橋が繋いできた街と街、人々のいとなみを感じられる情景を映像に収めました。

水曜日のカンパネラは、初代ボーカル・コムアイ時代より『RECORD』シリーズとしてさまざまな場所を舞台に映像作品として記録してきました。
若松区を舞台とした『RECORD』は、詩羽を二代目ボーカルに迎えた水曜日のカンパネラの第1弾目。2021年に生まれ変わり、新たな楽曲のMV公開やデジタルEPのリリース、フェス出演や単独ツアーとデビューから1年半とは思えぬ躍進を遂げてきた水曜日のカンパネラ・詩羽とともに、街の新しい表情を見つけていきます。

今回映像を手掛けたのは映像作家の藤代雄一朗氏。水曜日のカンパネラの最新楽曲“ティンカーベル”と“招き猫”をミックスし、MVとは一味違ったパフォーマンスを撮影しました。
それぞれの楽曲が若松区の街なみ、人、若戸大橋とこの街にある独特の景色を際立たせています。

本特集では、『RECORD』完成映像、撮り下ろしメイキングフォト、ボーカル詩羽をはじめ監督など関係者からのメッセージを掲載! 
また後日公開する後編では『RECORD』の撮影地をはじめ、若松区の魅力を伝えていきます。

「RECORD」完成コラボ・パフォーマンス映像はこちら!

水曜日のカンパネラ – RECORD(221017-18北九州市若松区)

「若戸大橋」
還暦を迎えた若松区の赤いシンボル

福岡県北九州市若松区。日本一の石炭積出港・市場として栄えていたこの街は、時代の急激な変化のなか、現在は、環境研究施設やリサイクル事業が集まり“鉄都”から“エコタウン”として新たな表情をみせています。

そして、この街のシンボルといえば「若戸大橋」。1960年前半まで、北九州市の戸畑と若松それぞれの街を渡る手段はフェリー船しかありませんでした。橋の建設により移動手段としてはもちろん、人びとの暮らしを快適にさせ、街の発展に大きく貢献。そして半世紀以上、文化と人々を繋いできた赤い大きなつり橋「若戸大橋」は今年で開通60周年を迎え、今年2月には国の重要文化財に指定されています。

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〜大正町商店街から若戸渡船へ〜

今回の『RECORD』は若戸大橋のふもとにあり、「ゑびす市場(えびす市場)」としても知られる大正町商店街から“招き猫”でスタート。
雰囲気あふれる商店街の景観や商店で働く方々、商店街の入口に佇む猫とのふれあいも見どころのひとつです。

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そして次の舞台は若戸渡船へ。
洞海湾を挟んで向かい合う若松区と戸畑区を結ぶこの船の上でパフォーマンスするのは“ティンカーベル”。人々の生活を支える若戸渡船上からでしか眺められない絶景と、若松区を見守るようにそびえたつ若戸大橋がみせる様々な表情にもご注目です。
水曜日のカンパネラ『RECORD』シリーズ×若松区との“記録”をぜひご堪能あれ!

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〜記録の記録〜
『RECORD』メイキングフォト

本記事では、『RECORD(221017-18北九州若松区)』のメイキングフォトを公開!
後日公開予定の記事では、若松区の魅力を掘り下げたルポをお届けします。
写真は水曜日のカンパネラ作品のヴィジュアルを支えてきたフォトグラファー、横山マサトが撮り下ろしました。

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Photo by 横山マサト

詩羽(水曜日のカンパネラ)/藤代監督/若松区役所(石川氏)よりメッセージ

北九州という土地に初めて行く機会だったためドキドキしました。普段の生活で乗ることのない船に乗って大きな橋の下をくぐったり、撮影の途中で一息ついている間にほんの少しの時間海の先にマジックアワーが果てしなく広がり、東京で生活をしていると味わうことのできない2日間を過ごすことができてすごく嬉しかったです。ご飯がとても美味しいし、優しくあたたかい人がすごく多かったです。また来てねと言われずともまた足を運びたくなるような、そんな街でした。

商店街のみなさんはすごく暖かく、お饅頭や明太子のお土産をくださったり、撮影を終える頃には小学生や近隣のお店の方などたくさんの人が集まってワイワイとしていたので、みんなと写真を撮りました。地域ネコのたくさん集まる街らしく、みんなで可愛がって守っていっている様子がネコ好きとしてはたまらなく愛おしさを感じました。

詩羽(水曜日のカンパネラ)

若戸大橋の大きさと、その存在感に驚きました。小さな路地を歩いていると、突然建物と建物の間から巨大な橋の一部が見えるその姿は少し異様で、でも若松にいる間はずっと橋の存在を気にしてしまう不思議な愛おしさがありました。街全体がのんびりと穏やかで、展望台の風はとくに気持ちよかったです。

撮影していると近隣のお店の方々や下校中の子どもたちが集まってきて、とても賑やかになりました。みなさん気がよくて、お話が面白くて、おまけに撮影にもとても協力していただき、とても素敵な方々でした。

詩羽ちゃんのパフォーマンスは、以前MVで撮影させてもらったときから何倍も洗練されていて、正直驚きました。2曲それぞれ真逆な表情を見せていて、それぞれの土地を一瞬で劇場にしてしまうそのパフォーマンスは圧巻でした。

藤代雄一朗(映像作家)

北九州市のシンボルのひとつである若戸大橋が国重要文化財に指定されたこと、開通60周年を迎えたことを、多くの方が喜んでいます。私自身も、幼い頃に父の運転で若戸大橋を渡っときにワクワクしたのを覚えています。

このプロジェクトを始めるにあたって、改めて若戸大橋って何だろうと考えました。行き着いた答えが、橋が繋いだのは対岸の街だけでなく、人々の暮らしであり、時代であり、文化なんだと。橋を軸にしながら、そこにまつわる人々の暮らしや文化を伝えることで、若松区を知らない人にもその空気感に触れていただけるかなと思います。

若松区は山あり海あり。当然、新鮮な魚介や農産物にも恵まれています。その一方で、巨大な風力発電施設が集積していたり、夜景スポットも多数あります。ひと言で表現できない多彩な魅力を持つ地域です。今回、数ある若松の推しスポットの中から、若戸大橋やその近くの商店街を撮影しました。ここで暮らす人たちにとっては日常の景色なんですが、詩羽さんという非日常が加わることで、フォトジェニックな見せ方ができ、若戸大橋の迫力も伝えることができました。

若松区・石川裕之

RECORD/CREDIT

水曜日のカンパネラ – RECORD(221017-18北九州若松区)

■SETLIST
M1-招き猫
M2-ティンカーベル

■CREW
ACT:UTAHA(WEDNESDAY CAMPANELLA)
DIRECTOR, CAMERA, EDIT:YUICHIRO FUJISHIRO
LIGHT:RYO TAKAHASHI
LIGHT ASSISTANT:KAZUMASA WADA
STILL:MASATO YOKOYAMA
COSTUME:MIZUKI IKEKITA、HANAa
STYLING:YURI NOSHO
HAIR&MAKE:UTAHA

■PLACE
大正町商店街
上野ビル
若戸渡船

北九州市若松区
Qetic Inc.

北九州市 若松区

RECORD/ARTIST INFORMATION

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水曜日のカンパネラ

2013年からコムアイを主演歌唱とするユニットとして始動。
メンバーはコムアイ(主演)、ケンモチヒデフミ(音楽)、Dir.F(その他)の3人だが、表に出るのは主演のコムアイのみとなっていた。2021年9月6日、コムアイが脱退、二代目として主演/歌唱担当に詩羽(うたは)が加入となり新体制での活動がスタート。同年10月27日、新体制後初の新曲「アリス/バッキンガム」をリリース。2022年5月25日には詩羽体制初のEP「ネオン」をリリース。収録曲「エジソン」のMVが公開後、半年足らずで1000万再生を突破。
6月から初の全国(日本のみ)ツアー水曜日のカンパネラ 対バンツアー2022~Neo poem~、8月3日には詩羽体制初のワンマンライブを恵比寿LIQUIDROOMで開催し、チケットは即完。10月19日には新曲「ティンカーベル/鍋奉行」のリリース、、12月には全国のCLUB QUATTROでリリースパーティーを開催する。
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水曜日のカンパネラRELEASE PARTY・LET’S PARTY3 supported by JBL

2022.12.07(水)渋谷 CLUB QUATTRO
2022.12.09(金)広島 CLUB QUATTRO
2022.12.13(火)名古屋 CLUB QUATTRO
2022.12.14(水)梅田 CLUB QUATTRO

水曜日のカンパネラ

ABOUT QETIC

可能性のクリエイション「カルチャーと文化を接続する」取りくみ

アート、音楽、最先端テクノロジーから生まれる新しいカルチャー。国や地域、企業に根づき続ける文化や伝統。それぞれに存在するモノ、コト、人の背景、ストーリーにフォーカスし、伝えていく、結びつけること。アーティストやクリエイターによる表現のアウトプット・場づくりとして、企業・地域に在る文化との接点を見いだし、新たなる気づき、発見、価値をもたらす機会の創出と永続性のある取り組みのサポートに挑戦しています。

QETIC Inc.