リーマンショック後のアメリカにおけるインディペンデント文化の開花を描き、東日本大震災後に日本各地で起きたムーブメントとも呼応したロングセラー『ヒップな生活革命』。その続編ともいうべき新刊『Weの市民革命』が発売された。

佐久間裕美子の新刊『Weの市民革命』が発売!

本書の著者は、20年以上にわたりニューヨークに住み、アメリカ各地を見続けてきたライター・佐久間裕美子だ。待望の新刊『Weの市民革命』では彼女が捉えた、アメリカで沸きあがる新たなムーブメントの可能性と希望が綴られている。中には、消費を通じたミレニアル世代の運動や、アパレル産業のサスティナビリティ、そしてインディペンデントが生き残るための創意工夫がより深化しているブルックリンについてのエピソードも。

プログレッシブ(進歩主義的)な市民たちが求めてきた様々な施策の前進。そのプログレスは今後、どこに向かっていくのか。またそこには、どんなルーツがあるのか。そしてこの時代に「物を買う(消費する)」行為をどう考えていけば良いのか。共通するキーワードは「We」。「私たち」のムーブメントのリアルな可能性を見出す一助として、是非チェックしてみて欲しい。

いまアメリカで沸きあがる「私たち」のムーブメントの可能性とは|佐久間裕美子の新刊『Weの市民革命』が発売 art201216_yumikosakuma-we_1-1920x2880

INFORMATION

Weの市民革命

いまアメリカで沸きあがる「私たち」のムーブメントの可能性とは|佐久間裕美子の新刊『Weの市民革命』が発売 art201216_yumikosakuma-we_2-1920x3138

発売中
¥1,500(+tax)
ISBN:978-4-255-01203-2
判型:四六版変型/並製
頁数:232頁
刊行:朝日出版社

目次:
・はじめに
・第1章 消費はアクティビズムになった
私が生きてきた時代のこと/オバマからトランプへ/時代は「ミー」から「ウィ」へ/怒れる若者たちと環境問題/プラットフォーム経済の光と影/未遂となったアマゾンの第二本部建設計画/進化する企業の社会的責任とコーズ・マーケティング/アクティビストCEO/従業員アクティビズム/プラットフォーム経済とギグワーカー/すべてはステイクホルダーのために/アパレル産業のサステイナビリティ/価値観を着る
・第2章 インディペンデントは生き残れるのか
ブルックリンと高級化/「非営利」という生き残りの方法論/大企業とインディペンデントのいい関係/企業の傘下に入るか、小規模を守るか/循環する街の限界
・第3章 コロナが前進させた社会のシフト
COVID-19がやって来た/ロックダウン下の食料調達/書き換えられるサプライチェーン/力を得る労働運動とステイクホルダー・キャピタリズム/変容する「都市」/コロナウイルスによる環境への作用/コロナ禍に再燃した「ブラック・ライブズ・マター」/BLMと消費アクティビズム/変わろうとするファッション業界/パンデミックが前進させた「パワー・オブ・ウィ」
・第4章 自分ごとのサステイナビリティ
自分はどんな消費者でありたいか/「サステイナブル」が目指すもの/「リニア」から「サーキュラー」へ/肉食生活のオルタナティブ/誰から物を買うのか/「エシカル」に投資する/ブランドの価値はいま/物の価格を考える/物はどこからやって来るのか/素材に注目してみると/ファッションにおけるヴィーガニズム/回収・修復とアップサイクル/ひとりのステイクホルダーとして買い物をする
・おわりに

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