EARTH+ GALLERY/ gallery COEXIST-TOKYOでは、メディア・アーティストとして活動する佐藤哲至を中心に、イムネ申(早瀬交宣・佐藤哲至)、映像アーティストの越田乃梨子、80 年代のマンガ・アニメを再現するアーティストのたけのこうしろう等を迎え、メディア・アートの現在と未来を探る展示を開催する。
今展覧会は、「見えないもの」の影響をテーマに、80~90年代に子ども時代を過ごした現代作家の作品と、心理学や工学などの知見からその影響を探ろうとするものである。時代性や、イメージといった「見えないもの」は、宗教、文化、経済、政治といった抽象的な人間の社会基盤の根幹を支えている要素。それにもかかわらず、現代においては「見えないもの」の存在を社会から極端に遠ざける傾向にある。80 年代から90 年代という作家の生きてきた時代の空気、精神性を伴わない物質的な世界のあり方をまるで「幽体離脱した状態」ととらえ、見つめ直すことで、これからの「見えないもの」のあり方を問うのがこの企画展だ。
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会期中は4回にわたるシリーズ講座を開催。多彩なゲストを迎え、アーティスト自身が表現の現在を楽しく、かつ真面目に語るそう。ぜひこの機会を逃すことなく。
1. イムネ申「浮遊体-Floater」2010~ ポリ塩化ビニル・ヘリウムガスH3600×W2500×D1300
2. 越田乃梨子「夜がしのぶ」2012 video installation
3. たけのこうしろう「80’sガール」アニメーション 1分30秒 800×600pix