Qeticでは『アートブックノススメ』として、毎月編集部がピックアップしたアートブックを紹介しています。
今回は年末年始特別版として、アーティストやクリエイターがオススメする書籍をご紹介! アーティストたちの本棚にはどんな本が並んでいるのか、中でもオススメの一冊とは!? リアルな本棚の写真や、お気に入り書籍の紹介コメントも。2022年に向け、新たなインスピレーションを与えてくれる一冊をぜひ見つけてほしい!
今回は、プライヴェートブランド・Marfa by Kazuhiko Fujita主宰のKazuhiko Fujitaが『Quest/クエスト 13 「特集:スケート」』『IMAGINALY CONCEPTS – Peter Coffin』の2冊をピックアップ!
Kazuhiko Fujita
『Quest/クエスト 13 「特集:スケート」』
まだ活字を目と足で手に入れなければならなく、自分に必要かそうでないかの情報の取捨選択をしていた時代の所謂フリーペーパー的なZineになります。おそらく15、16歳の頃にX-LARGEの店舗でもらったと記憶しています。当時、スケートボードに明け暮れていた僕にとってカッコ良かったT-19のインタビューなどが特集されていて、わからない単語の羅列やキーワード等を頼りに、より深く学びたいと思うことの重要性や細部にも気を配りながらも遊ぶことのセンスみたいなものを鍛えられたように感じる。
『IMAGINALY CONCEPTS – Peter Coffin』
架空のライブイベントのフライヤーをアートとして制作したPeter Coffinさんというアーティストの作品集。シルクスクリーン独特の風合いと、フォントの妙、ラインナップにチョイスされたミュージシャンの組み合わせのセンスなど、同じアーティストとして、常日頃同じようなことを考えている僕としては非常に勉強になった一冊。ちなみにVol.2も存在しています。
IMAGINALY CONCEPTS – Peter Coffin
PROFILE
Kazuhiko Fujita
東京出身のアーティスト。「日本横丁」名義で制作開始し、San Franciscoでの活動を経て、帰国後「Kazuhiko Fujita」名義で親交のある数々のアーティストやメディアにデザインを提供する傍ら、アーティストとしてシルクスクリーンでの一点一点手刷りによるプライヴェートブランドMarfa by Kazuhiko Fujita主宰。