<FUJI ROCK FESTIVAL’24>(以下、フジロック)が、7月26日(金)、27日(土)、28日(日)の3日間にわたり開催。Qeticでは、フジロックに出演したアーティストのライブをフォトレポートで振り返るコーナー「振り返るフジロック」を今年も掲載します。
今回はDAY 2のGREEN STAGEにヘッドライナーとして登場したクラフトワーク(Kraftwerk)のフォトレポートをお届け。1970年にドイツのデュッセルドルフで結成されて以降、当時としては前衛的なテクノサウンドを盛り込んだフューチャリスティックなサウンドと統制された独特のステージによって、半世紀経った今でも絶大なる影響力を誇っています。後のテクノポップをはじめとした、電子的なポピュラー音楽のパイオニアとしても評価されるほか、坂本龍一の呼びかけによってYMOと共に出演したフェスティバル<NO NUKES 2012>でのパフォーマンスなど、時代に合わせて絶えずメッセージを放ち続けているアティチュードも世界中から評価されています。
数字が飛び交うグリーンのVJに囲まれた“Numbers”で幕を開けたステージ。ラジカルなメッセージと鈍重なキックを極限にまで強調させるミニマムなサウンドは、彼らが後のエレクトロニカ〜IDMにまで深い影響力を誇っていることを満杯のオーディエンスに体感させました。中盤には坂本龍一への追悼として“ Merry Christmas Mr. Lawrence”と氏が作詞したVer.の“Radioactivity”を披露し、大きな話題に。その一部始終をご覧ください。
<FUJI ROCK FESTIVAL’24>
2024.07.27(SAT)
Kraftwerk@GREEN STAGE
Photo by 横山マサト(Masato Yokoyama)