パリより一旦帰国した後、4日後に今回の4カ国目の目的地ニューヨーク(以下、NY)に向けて出発しました。気流の影響か12時間ほど(通常よりやく1時間早い!)で到着。JFK空港は午後のもっとも人の多い時間帯で入国審査はものすごい人の数! 税関申告などもあったために3時間以上の時間を経てやっとタクシーに乗り込み、ホテルまで移動。今回はチャイナタウンのど真ん中のホテルを予約しました。
今回の旅の目的は、先日パリでエキシビションを行ったHAT&CAPコレクションのMANIERAの15SSのプレゼンテーションです。各国のすぐれたショップを全て回ろう、っていう目標のもと、まずはバワリー・ストリートを1本入った所にあるFREEMANS SPORTING CLUBというメンズウェアのセレクトショップ。ここのディレクターのデイビッドとは、今年1月に知り合い、2月にNYで再会、そして5月には彼が来日時にある仕事でまた再会と、かなりの頻度で会っていました。ショップは彼のディレクションのもと、お店の3分の1のスペースがオーダーメイドのスーツコーナーに。オリジナル商品も増え、シャツ、ジャケット、パンツを中心にアウター、小物類まで数多くの秀作を楽しめる空間は流石です。結果、MANIERAの15SSからの展開が決定しました。
ディレクターのデイビッド氏
次は前回2月にNYに来た際にも訪問したACE HOTELです。現在NY、LA、PORTLAND、そして先日訪問したLONDON他の計5店舗を構えるACE HOTELでは、フロントの後ろと左右にコラボやセレクトで集めた世界の秀作が販売されております。今回はその全店舗のメインバイヤーを務めるアリエル氏とお会いしプレゼンを行いました。MANIERAの今回打ち出して好評の“たためるHAT”(FOLDABLE HAT)を大変気に入って頂け、15SSからの展開が決定するかもしれません。このアリエル氏はサーファーで実にナイスガイ! プレゼントしたハットに大満足でした。
アリエル氏
さて、今度はNYで見つけた様々な場所や人々。NYの知人から「ユニオンスクエア駅に早朝に行ってみて。すごい音を出す女の子2人組が演奏してるから」という情報をもとに早速早朝行ってみると……いました! バイオリン2人組の女の子、Charly&margaux。自らの音楽をクラシカル・インプロビゼーションと表現し、クラシック音楽で培った演奏能力をインプロビゼーション(即興)の域まで広げ、さらに演奏する楽曲もポップス、ロック、クラシックまでクロスオーバーしたものでした。とにかく感動するバイオリンの音色とセンスとルックスに脱帽! まだアルバム発売前の生まれたてのミュージシャンでしたが、十分にデビューに値する存在感とテクニック。感動です!!
次はあいにく満室で予約出来ませんでしたが、どうしても泊まりたかったホテル、THE BOWERY HOUSEです。ここは独特のセンスとリーズナブルなプライスで人気を博すホテルです(シングルだと$95〜!)。私はここのロビーの雰囲気が大好きで、次回は必ず泊まりたいと思っています。
住所:220, Bowery, New York
続いては、カフェなどの話題を。まずはユニオンスクエア駅から2〜3分歩いた場所にあるカフェ・NEWS BARです。マフィンやクロワッサン、そしてスープまでも充実していて、通勤前の地元の人々が多く集うカフェです。名前の通りに新聞や雑誌の取り扱いも多く、まさに朝一番に訪れるカフェ、といった感じです。決してお洒落ではないですが、NYらしさを感じられるカフェで何度も訪れてしまいました。カプチーノが絶品!
住所:107,UNIVERSITY PLACE, New York
次にこちらもカフェ。こちらはお洒落さでも人気のACE HOTEL内にあるSTUMPTOWN COFFEE ROASTERS。NYでは既に話題のカフェの1つになっていますが、美味しいコーヒーを提供してくれて、雰囲気も素晴らしいです! NYのおしゃれな人々の集い、語りあうカフェです。
最後にまだオープンして6週間のジェラートショップ。バワリー・ストリートを一本入ったリヴィングストン・ストリートに出来たMorgenstern’sです。白を基調にしたNYでは珍しい内装と、楽しいイラストのディスプレィも素敵です。そして何より味にびっくり。ハニー・バニラやヨーグルト、そして様々な種類のチョコレート味など、深堀したテイストに味のこだわりを感じます。トッピングもかなり充実! ぜひおすすめです。[twocol_one][/twocol_one][twocol_one_last][/twocol_one_last]
というわけで、アポの合間に訪れたセントラルパークでリスに遭遇したりと、32度という真夏日ながらリラックスして楽しめたNYでした。明日の早朝にはLAに移動します!
著者プロフィール
橋爪 信之
伝説のマンチェスターのレコードレーベル〈FACTORY RECORD〉全盛期、ロンドン在住時にトニー・ウィルソンとの仕事を通じてUKロックに強い刺激を受ける。その後、イタリアのミラノ、フィレンツェにてファッションのバイイングオフィスを立ち上げ、イタリアのみならず欧米のファッションに深く関わり帰国。その後、パリ〜TOKYOでのファッションディレクションの仕事を3年間経験後帰国。そして国内の様々ブランドのディレクションワークをこなした後、2014年3月より”general design inc”入社。HAT&CAPコレクション“MANIERA”のoverseas業務、及びコンサルワークも継続。