の貴方さまのご心中を察するに、今回は前略とさせて頂きます。

今回は「夏に恋の終わりを迎えた人に捧げるレシピ」をご紹介致します。

季節の変わり目には多くのものが変化します。 それは仕方のないことです。

この別れも必定なのでしょう。

しかし、必定だと言いつつも受け止められないのもわかります。 そんな貴方さまに「テールスープ」のレシピを捧げたいと思います。

テールスープは、在日韓国人の祖母が、祖父や父が打ちひしがれていた時によく作ったものです。

さっぱりしているのにコクがあり、栄養価が高く芯から温まるスープです。

今はこれを飲んで、ゆっくり休んで下さい。

下記にレシピをまとめさせて頂きましたので、ご参照下さい。

最後に、貴方さまへこの詩をお贈りします。

幸福が遠すぎたら
作 寺山修司

さよならだけが 人生ならば
また来る春は 何だろう
はるかなはるかな 地の果てに
咲いている 野の百合 何だろう

さよならだけが 人生ならば
めぐり会う日は 何だろう
やさしいやさしい 夕焼と
ふたりの愛は 何だろう

さよならだけが 人生ならば
建てた我が家 なんだろう
さみしいさみしい 平原に
ともす灯りは 何だろう

さよならだけが 人生ならば
人生なんか いりません

夏に恋の終わりを迎えた人に捧げるレシピ:テールスープ

材料
テール肉…700g
水…1500cc
生姜…1片
長葱…1本
塩…適量
黒胡椒…適量
白胡麻…適量

手順
①沸騰したお湯に、テール肉を生姜1/2片と一緒にいれ下茹でをし、洗い臭みをぬく。
②水1000ccを沸騰させ、テール肉を加え、45分圧力鍋で煮る。
③長葱を3等分にし、根のほうを白髪葱し、残りは包丁の背で軽く叩いておく。
④1/2片生姜1/2片を包丁の背で軽く叩いておく。
⑤圧力鍋の蓋を開け、上澄みの油を捨てる。(神経質に取らなくても良い)
⑥圧力鍋に水500cc、叩いた長葱、生姜を加え、30分圧力鍋で煮る。
⑦圧力鍋の蓋を開け、塩で味を整える。
⑧盛り付け、白髪葱、黒胡椒、白胡麻を添えて完成。

※付け合せには、ほうれん草のナムルと、ニラのキムチがオススメ。
※お好みで、ヤンニョンジャン(醤油、酒、砂糖、すり胡麻、おろしニンニク、おろし生姜、刻みネギ、ごま油)を加えても良い。

栄養価が高く芯から温まる「夏に恋の終わりを迎えた人に捧げるレシピ」 collumn141007

岡村飛龍
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