今年で7年目を迎える電子音楽とデジタルアートの祭典<MUTEK.JP>が12月7日(水)〜11日(日)の5日間、東京・渋谷を舞台に「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」「渋谷ストリーム ホール」「Spotify O-EAST」「WOMB」「スクランブルホール(SHIBUYA QWS)」で開催される。

<MUTEK.JP 2022>は、『A/Visions』、『Play 1』、『Play 2』、『Nocturne 1』、『Nocturne 2』の5つのプログラムと渋谷「WOMB」とのコラボレーション・パーティによって構成。全43組の国内外アーティスト(26のパフォーマンス)の出演が決定した。

そして今年は12月8日(木)・9日(金)に、AI、XR、メタバース、WEB3などの業界の発展に寄与することを目的としたカンファレンスイベント<MUTEK.JP PRO Conference>も同時開催される。

数年前から希望、時には不安をも帯びる“AIブーム”だが、近年では、「AIチャット」や「画像生成AI」など、“エンタメとしてのAI”との距離も身近になりつつあるのではないだろうか。本記事では、そんなAIなどのテクノロジーを用いて先進的にアプローチし、拡張させて作品を生み出すアーティストたちを紹介。直前に控えた<MUTEK.JP>の予習としても参考にしてみては!

<MUTEK.JP 2022>
2022.12.7(WED)-11(SUN)

今年は“AI×アート”に注目!電子音楽とデジタルアートの祭典<MUTEK.JP 2022>開催直前予習!必見プログラムをピックアップ column221205-mutek-05

12.7(WED)
[A/Visions]
Sougwen 愫君 Chung

今年は“AI×アート”に注目!電子音楽とデジタルアートの祭典<MUTEK.JP 2022>開催直前予習!必見プログラムをピックアップ sougwen-2022_press_bio4

テクノロジーとサウンド、映像が融合するラージスケールのオーディオビジュアルに焦点を当てたプログラム『A/Visions』。LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて、Sougwen 愫君 ChungによるFlora『Rearing Agricultural Network』、そしてRyoji Ikedaによる『ultratronics [live set]』が披露される。

Sougwen 愫君 Chung(スグウェン・チャン)は、中国系カナダ人アーティストであり研究者。また、人間と人間以外のコラボレーションを探求するロンドン拠点のスタジオ、Scilicet)の創設者兼芸術監督でもある。
※共同ディレクターであるアーティスト兼研究者のTessa Nijdamは12月8日(木)のカンファレンスにも登壇。

MIT(マサチューセッツ工科大学)のメディアラボの元リサーチフェローであり、ヒューマンマシンコラボレーションの分野のパイオニアとしても活躍。近年も、芸術と科学における業績でモナコの『Monte-Carlo Woman of the Year Award in 2019』に選ばれたほか、Lumen Prize for Art in Technologyを受賞するなど様々なフィールドで注目されている。

人間とシステムのダイナミクスを理解するためのアプローチとして、手作業で作成されたマークと機械で作成されたマークを模索するSougwen 愫君 Chung。『D.O.U.G._1』(2015)では、小型のロボットアームがコンピュータビジョンを搭載したカメラを使って、アーティストの手で描くジェスチャーを模倣し、彼女に合わせて同期して描画するシステムを、『D.O.U.G._2』(2017)は、ロボットアームがスーゲンの描くジェスチャーをもとに学習したニューラルネットに基づいてスケッチを生成し、ロボットの記憶と機械学習を探求した作品を発表した。

Sougwen Chung, MIMICRY ( Collaboration with D.O.U.G._1 ), 2015

Sougwen Chung, MEMORY, ( Collaboration with D.O.U.G._2 ), 2017

今回披露される「Flora Rearing Agricultural Network」は、植物と機械が互いに織りなす自然と生体模倣型ロボット工学を探るものであり、孤立の中でその着想を得たもの。この作品は数年かけて制作が進められ、これまでに上海の「Pearl Art Museum」、「SØRLANDETS Kunstmuseet Kristiansand」、「Honor Fraser Gallery Los Angeles」、「Vancouver Art Gallery」で映像や作品の展示を行ってきたが、このたび東京のMUTEK.JPで初のライブパフォーマンスを行う。世界プレミア公開となる貴重な一夜をぜひお見逃しなく。

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私がロボットを使って描く理由

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Ryoji Ikeda

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パリと京都を拠点とし、その精緻な構成によってリスナーの感覚を聴覚的/視覚的に拡張し続けるメディアアーティスト・Ryoji Ikeda。彼の作品には超音波や周波数などといった化学的な見地がしばしば持ち込まれ、サウンドの設計を起点とした他に類を見ないライブ・パフォーマンス/インスタレーションがそこには広がる。

80年代に設立されたアーティストグループ・ダムタイプの舞台音楽でも知られており、近年も自身のレーベル〈codex|edition〉の立ち上げや弘前れんが倉庫美術館での大規模な個展の開催と、しなやかにその表現領域を広げている。DJ スプーキー(DJ Spooky)によるコンピレーション・アルバムへの参加やデヴィッド・シルヴィアン(David Sylvian)へのリミックス提供など、国内のみならず海外のアーティストからもリスペクトを集めている。

池田亮司展動画レポート

今回は2022年12月に〈codex|edition〉と〈NOTON〉よりリリースされる、前作から約10年ぶりとなるオリジナルアルバム『ultratronics』に合わせた最新のオーディオヴィジュアル・コンサートを披露。10月にWWW Xで行われた最新セットの初演もチケットが完売するなど、より一層期待が高まるばかりだ。テクノロジーとサウンド、そしてビジュアルが溶け合う『A/Visions』で彼が描くスケープに、最大限の期待をしたい。

Ryoji Ikeda ‘ultratronics’ Teaser

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[A/Visions]

2022年12月7日(水)
OPEN 18:00/START 19:00/CLOSE 21:00
会 場:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
ADV.1階 指定席(11月1日〜12月6日)¥5,500
ADV.2階 指定席(11月1日〜12月6日)¥4,500
DOOR ¥7,000
※本公演はパスポートでもご入場いただけます。
出 演: Sougwen 愫君 Chung [CN/CA] – Flora Rearing Agricultural Network
Ryoji Ikeda [JP] – ultratronics [live set]
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12.8(THU)
[Play 1]
Nao Tokui

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12月8日(木)は「渋谷ストリーム ホール」にて行われる、AIとクリエイティビティ、オーディオビジュアルに焦点を当てた『Play 1』。Montreal Life Support & Woulgによるロボットがチェロを演奏するインスタレーション『Empty Vessels』や、モントリオール拠点のデジタルアーティストMyriam Bleauによるオーディオビジュアル・パフォーマンス「Unsculpt」などカッティングエッジなパフォーマンスが並ぶ。

今回注目してほしいのは、アーティスト/DJ/研究者として活躍するNao Tokui。これまでに手がけた作品はニューヨークMoMA、ロンドン・バービカンセンター、NTT InterCommunication Center、アルスエレクトロニカなどで展示。音楽作品としては〈PROGRESSIVE FOrM〉などのレーベルからのリリースや、Nujabesとのコラボレーション作品。また2021年1月には、これまでの活動をまとめた『創るためのAI 機械と創造性のはてしない物語』(BNN)を出版し、2021年度大川出版賞を受賞したことでも知られている。

これまでにも“AIと音楽”という文脈の中で数々の作品を発表してきたNao Tokuiだが、「音楽界の異端児」とも評される作曲家・エリック・サティによって提示された「家具の音楽」よりインスピレーションを得た『家具の音楽たち 2021 —AI生成音楽インスタレーション』では、サティの楽曲を学習したAI音楽生成モデルを試みた。

Furniture Music(s) 2021—A multi-channel AI generative music installation

そして近年彼が取り組んでいる「AI DJ」は、AIによるDJパフォーマンスの未来を探るプロジェクト。まずはAI DJとしてAIによる選曲システムを開発。第2弾では、ステージ上で数個のAIモデルを活用し、リアルタイムに記号音楽(MIDI)を生成することに成功した。その際、人間のDJ(徳井)が生成AIモデルやドラムマシンの各種パラメータを制御することで、音楽的な組み立てを行っていく。さらには、次なるステージとして彼が目指したのは、DJとAIがリアルタイムで展開することによる、即興的なパフォーマンスだ。

AI DJ Project#2 Ubiquitous Rhythm — A Spontaneous Jam Session with AI(2-min digest)

今回の公演『Emergent Rhythm』では、人間のDJはDisk JockyではなくAJ、つまり「AI Jocky」としてAIが生成するオーディオストリームをリアルタイムで手なずけ、ステージ上でほぼリアルタイムに音声を生成するAIモデルを展開させる。そこにはシンセサイザーもドラムマシンもなく、演奏中に聞こえてくるのはすべて純粋なAI生成音となる。ヒューマニティーとAIが盤上で出会う瞬間を味わっていただきたい。

また同日には、准教授を務める慶應義塾大学SFC、徳井直生研究室「Computational Creativity Lab」所属のビジュアルアーティスト・Santa Naruseと、アーティスト/ミュージシャンのReo Anzaiによるデュオで、『Afflatus Spectrum』と題するヴィジュアルノーテーションを用いた人間とAIによるオーディオヴィジュアル・パフォーマンスも披露される。こちらも併せて必見だ。

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[Play 1]

2022年12月8日(木)
OPEN 18:00/START 18:30/CLOSE 22:30
会 場:渋谷ストリーム ホール
ADV.スタンディング(11月1日〜12月7日)¥3,500
DOOR ¥5,000
※本公演はパスポートでもご入場いただけます。
出 演:Luna Woelle & Risako Nakamura & tibslc – supported by NEWVIEW CYPHER [SL+US/JP+DE] – Robots out of Love
Montreal Life Support & Woulg [UK/QC+CA/QC] – Empty Vessels
Myriam Bleau [CA/QC] – Unsculpt
Nao Tokui [JP] — Emergent Rhythm (AI DJ Project#3)
Reo Anzai & Santa Naruse [JP] – Afflatus Spectrum
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12.9(FRI)
[Play 2]
VJ BunBun & KOPY

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実験的で多角的なアプローチによるサウンドとイマーシヴなビジュアルに焦点を当てたオーディオビジュアル『Play 2』。コンポーザー・France JobinとメディアアーティストでDerivative社のテクニカルディレクターとしても知られるMarkus Heckmann、Mars89とHexpixels(神田竜/比嘉了)のコラボレーション、YOSHIROTTENと音楽ユニットYATTの相方TAKAKAHN、INS StudioのBaku Hashimotoによる初のオーディオビジュアル・ライブパフォーマンスなど見逃せないタッグセットが豊富にラインナップされている。

そんな『Play 2』において、鮮やかな色合いや極細テクスチャー、ビートシンク、ホログラフィックをスタイルとするモントリオール拠点のVJ BunBunと、東京アンダーグラウンドシーンを軸に近年海外でも活躍する注目のライブパフォーマー・Kopyが共演することが決定。

BunBunはモントリオールを拠点に活動するVJ。彼女の作品は<Bass Coast>や<C2>をはじめとした、30以上の国際的なフェスティバルやカンファレンスで発表されてきた。またアリシア・キーズ(Alicia Keys)やアタリ・ティーンエイジ・ライオット(Atari Teenage Riot)、ブラック・コーヒー(Black Coffee)など、彼女は何百もの著名なアーティストと共にこれまでビジュアルパフォーマンスを行ってきた。

PAOLO ROCCO – [VJ BUNBUN] – TRANSMISSION 12 x SALON DAOME

そしてKOPYは呉山夕子のエレクトロニックソロプロジェクト。2002年から2015年まで関西アンダーグラウンドシーンから飛び出してきたwater faiというバンドに所属し、ギターを担当した。現在はThe creamsでギターを弾いている。シンセサイザーノイズユニット・Turtle Yamaとしても活動中だ。

KOPY名義では2015年に自主でCDR『volume 1』を、2016年にライブバージョンのCDR『Live at forest limit』をリリース。2016年にヨーロッパツアーを行い、デュッセルドルフの<Salon des Amateurs>やアントワープなどでパフォーマンス。2018年のヨーロッパツアーでは<Meakusma Festival>でレーナ・ヴィリケンス(Lena Willikens)のショーケースに出演。2021年にはデュッセルドルフのフェスティバル<Theater der Welt>に出演した。また、鎮座DOPENESSとのコラボレーションや<全感覚祭>への出演など国内外のシーンを縦横無尽に駆け抜けている。今回はそんな両者が共演。VJと音楽という軸を持ちながらも、そこから絶え間ないイマジネーションで他の領域へ接近し続ける2人の邂逅を目撃してほしい。

[Play 2]

2022年12月9日(金)
OPEN 18:00/START 18:30/CLOSE 22:30
会 場:渋谷ストリーム ホール
DOOR ¥5,000
ADV.スタンディング(11月1日〜12月7日)¥3,500
※本公演はパスポートでもご入場いただけます。
出 演:France Jobin & Markus Heckmann [CA/QC] – Entanglement AV
Kopy & VJ BunBun [JP + CA/QC]
Mars89 & HEXPIXELS [JP]
Myriam Boucher [CA/QC] – Littoral
YOSHIROTTEN & TAKAKAHN feat. Baku Hashimoto [JP] – Beyond the Iridium Sea
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12.11(SUN)
[Nocturne 2]
Hatis Noit & Yuma Kishi

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エレクトロニックミュージックのリズムの魅力に特化したプログラム[Nocturne]。世界中で高い評価を集めるドイツ人プロデューサーPantha du Princeによる待望の初来日公演など、最終日まで見逃せない充実度となっている。なかでもHatis Noitの最新作が、Yuma Kishiとのコラボレーションで日本初ライブセットとなる今回は必見だ。

北海道知床出身、ロンドン在住の日本人ヴォーカリスト・Hatis Noit。雅楽/オペラ/ブルガリア語/グレゴリオ聖歌/アバンギャルド/ポップスなど、あらゆるジャンルのヴォーカルからインスピレーションを受け、独学で創り上げたという彼女の歌声は、原始的でありながら聴き手に潜在的な啓示を施す。

2017年にビジュアルアーティスト・Nobumichi Asaiとのコラボレーションプロジェクト「Inori」のライブを<MUTEK.JP>で初披露。2018年には最初のEP『Illogical Dance』を〈Erased Tapes〉からリリース。以降、<2018SS MILAN COLLECTION>、<Manchester International Festival>、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラとの公演をはじめ、ヨーロッパ各地でソロライブを行う。2022年6月には初のフルアルバム『Aura』をリリースし、多くの批評家たちから絶賛された。

Hatis Noit Live on Erased Tapes

Hatis Noit – Aura(Official Music Video)

そんなHatis Noitのカムバックステージを共にする岸裕真は、AIを用いてデータドリブンなデジタル作品や彫刻を制作し、高い評価を得ている日本の現代美術家。2019年に東京大学大学院工学系研究科修了・2021年より東京藝術大学先端芸術表現科修士課程在籍するバックグラウンドを持つ。彼の作品はナイキなどの有名ブランドやVogueなどの世界的雑誌で紹介され、日本国内で広く展示。昨年には「ポカリスエット 2021」のキャンペーンで話題となった、A_oの“ BLUE SOULS”MVや、Radwimpsの“FOREVER DAZE”のアートワークにも参加するなど、注目度は高まるばかり。

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A_o – BLUE SOULS [Music Video]

今年の2月には初の作品集『Imaginary Bones』を発表。書籍のみの通常版とNFTアート付きの限定版の2種類で販売されたことも記憶に新しい。彼は西洋とアジアの美術史の規範からモチーフやシンボルを借用し、美学の歴史に対する我々の認識を歪めるような絵画を制作。AI技術を駆使した彼の作品は、過去の名作絵画を引きつつも見る者の自己意識の一瞬のズレを呼び起こし、「今とここ」の間にあるリミナルな空間を作り出す。

[Nocturne]ではHatis Noitのニューアルバムのライブセットを日本初披露。電子的なリズムに重点を置きながら、あらゆる方向へ伸長してやまない独特な表現の数々を、ぜひ体感してほしい。

Yuma Kishi Solo Exhibition “Neighbors’ Room” (2021) Archive Video

Erased Tapes’ websiteYuma Kishi’s website

[Nocturne 2]

2022年12月11日(日)
OPEN 18:00/START 19:00/CLOSE 24:00
会 場:Spotify O-EAST
DOOR ¥7,000
ADV. スタンディング(11月1日〜12月10日)¥5,500
※本公演はパスポートでもご入場いただけます。
出 演: Hatis Noit & Yuma Kishi [JP] – Aura
Sakura Tsuruta & Myriam Boucher [JP+CA/QC]
Pantha du Prince [DE]
Pheek & Manami Sakamoto [CA/QC+JP] – Terra

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12月10日(土)には「Spotify O-EAST」にて、エレクトロニックミュージックのリズムの魅力に特化したプログラム『Nocturne 1』が開催。

ドイツ実験音響の最高峰レーベル〈Raster〉のショーケースとして、レーベル主宰のByetoneによるリズム、サウンド、レーザーを組み合わせたショー「Pluses」、Mieko Suzuki & Claudia Rohrmoserの実験的AVパフォーマンス、Kyoka & Shohei Fujimotoによる脳と自己の共鳴を試みる新作オーディオビジュアル作品「自己共鳴投影上映開始 CINEMA BLACKBOX」が公開。

そしてmachinaAli M. Demirelの初コラボレーションが実現する。また追加ラインナップとして、2019年に開催された<Digital Choc × MUTEK.JP>以来の来日となるフランス出身の分野横断的なアーティストNSDOSが出演決定となった。

さらに同日夜はMUTEK.JPとWOMBのコラボレーション・パーティを開催。メインフロアでは、モントリオールのエレクトロニックミュージックシーンで絶大な支持を集めるプロデューサー・Prioriと、ここ数年で日本のトップDJのひとりへと躍り出たOcca、そして昨年のMUTEK.JPでライヴセット・デビューを果たした東京拠点のテクノプロデューサー・Risa Taniguchi、モントリオール拠点のlaced & LCL_Streamの4組が登場する。

サウンドやヴィジュアルといった区分を軽々と越境し、最先端のテクノロジーを組み込みながら観客に提示する<MUTEK.JP>。エクスペリメンタルやアヴァンギャルドと呼ばれる領域とも密接に関わり合いながら、それらは身体的な快楽や気づきをあなたにもたらすだろう。五感をフルに使うことによって得られる未知の体験を、ぜひ会場で浴びてほしい。

[Nocturne 1]

2022年12月10日(土)
OPEN 18:00/START 19:00/CLOSE 24:00
会 場:Spotify O-EAST
DOOR ¥7,000
ADV. スタンディング(11月1日〜12月9日)¥5,500
※本公演はパスポートでもご入場いただけます。
出 演: Byetone [DE] – Pulses
Kyoka & Shohei Fujimoto [JP] – 自己共鳴投影上映開始 CINEMA BLACKBOX
machìna & Ali M. Demirel [KR/JP+TR]
Mieko Suzuki & Claudia Rohrmohser [JP+AT]
NSDOS [FR]

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MUTEK.JP 2022 x WOMB

2022年12月10日(土)
OPEN 23:00/CLOSE 4:30
会 場:WOMB
DOOR ¥3,000
ADV. ¥2,000(〜12月10日まで)
※本公演はパスポートでご入場できません。
出 演: Priori [CA/QC]
Risa Taniguchi [JP]
Occa [JP]
MUTEK Soundsystem (Vincent Lemieux & Koki) [CA/QC+JP]
Leo gabriel [JP]
Ayaka [JP]
Terax [JP]

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INFORMATION

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MUTEK.JP 2022 Edition 7

2022年12月7日(水)~11日(日)
会 場:
LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
渋谷ストリーム ホール
Spotify O-EAST
WOMB
スクランブルホール(SHIBUYA QWS)

料 金:
パスポートADV. ¥18,000(〜12月6日まで)
※パスポートでは以下の公演にご入場いただけます。
・12月7日(水) [A/Visions] LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
・12月8日(木) [Play 1] 渋谷ストリーム ホール
・12月9日(金) [Play 2] 渋谷ストリーム ホール
・12月10日(土) [Nocturne 1] Spotify O-EAST
・12月11日(日)[Nocturne 2] Spotify O-EAST
上記以外のプログラム(WOMBとMUTEK.JP Pro Conference)及び、
各公演のチケットは各イベントページをご覧ください。

主 催:
一般社団法人MUTEK Japan
文化庁委託事業「令和4年度戦略的芸術文化創造推進事業」

特別協賛:
東急株式会社

協 力:
エアカナダ

後 援:
J -WAVE、カナダ大使館、CALQ、ケベック州政府在日事務所、渋谷区、オランダ王国大使館 、オーストリア文化フォーラム、アンスティチュ・フランセ日本、ゲーテ・インスティトゥート、TEAM EXPO 2025

オフィシャルサイトチケットはこちら

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MUTEK.JP PRO Conference

2022年12月8日(木)&9日(金)
11:00-18:00
会 場: スクランブルホール(SHIBUYA QWS)
¥5,000(2日間)

登 壇:
12月8日(木)
Daito Manabe (Rhizomatiks), Dorothy Di Stefano (Molten Immersive Art), Hanae Tamura (MUTEK.JP), Kuniyasu Komukai (J-WAVE), Jenny Thibault (Society for Arts and Technology (SAT)), Junichi Takekawa (MUTEK.JP), Maurice Jones (MUTEK.JP), Ou Sugiyama (Mori Building), Paul Boyland (Panasonic), Shuichiro Iwanami (MUTEK.JP), Sougwen Chung (SCILICET), Tessa Nijdam (SCILICET), Tom Kawada (AR 3 Brothers), Kuniyasu Komukai (J-WAVE), Mariko Nishimura (HEART CATCH), Yoichiro Sakai (TOKYU)

12月9日(金)
Alain Mongeau (MUTEK), Eiichi Sawado (Musician), Emi Kusano (Fictionera), France Jobin & Markus Heckmann (Artist), Genki Nishida (Refraction), Greg Debicki (Woulg), Katsutoshi Machiba (Beyond the Frame Festival), Lola Baraldi (MUTEK), Mari Asada (Marimo), Mike Sunda (PUSH Japan), Mourad Bennacer (Society for Arts and Technology (SAT)), Myriam Bleau (Artist), Nao Tokui (Qosmo Inc.), Ren Stern (Senspace), Rieko Takahashi (Miraikan), Seiichi Saito (Panoramatiks), Tim Stevens (British Film Institute)

※MUTEK.JP 2022フェスティバルのパスポートをお持ちの方は、パスポートチケットにて参加いただけます。それ以外の方は別途チケットをお買い求めください。

チケットはこちら