Paypalの限度額が10万円だった!!!
筆者はここで最大の判断ミスをします。クレジットカードではなく、いつものようにPaypalを選択しました。なぜならクレジットカード情報を入れるより、事前にアカウントのあるPaypalの方が早く決済までいけると思ったからです。でもそこに大きな落とし穴が。実は、Paypalは事前に上限額を上げておかないと、限度額が10万円に設定されているのです(おそらく、何もしていないと10万円だと思います)。今回は複数人での購入を考えていたので、余裕で20万円ぐらいの額になっていて、それで弾かれてしまいました。おそらくクレジットカードを入れていたらそのまま通過できていたような気がします。Twitterを見ている限りでは、ここで弾かれた人も多いみたいなので、もちろん一概にそうとは言えませんが、ここまで来て限度額で弾かれるほど悲しいことはありません。Paypalで上限申請をしていない方は大人しくクレジットカード番号を打ち込んでください。
そして時すでに遅し。Paypalの画面から支払い方法選択へ戻ろうにもその希望は叶いません。人生ゲーム的に言うと、「振り出しに戻る」です。一番最初の画面に飛ばされます。久しぶりに声に出しました、F**K!!!
#tomorrowlandは見ていて楽しい
というわけで、後はもう消化試合。「ほとんどのチケットは売り切れてるけど、まだちょっとあるよ」的なコメントに切り替わります。ただ奇跡が2度起こることはなく、Twitterで「SOLDOUT」やら「GOT IT!」の歓喜やらが流れ始めます。
ちなみに「#tommorowland」をハッシュタグで追っていると、本当に世界中の色んな国の人が、一緒になってこのゲームに参加している感を体験できます。そして、チケットをゲットできたラッキーな方に対し、それぞれの国の言葉で賛辞が送られているのを見て嫉妬できます。
そうしている間に、ゲーム終了のお知らせ画面が。直後に、このゲームに勝った悪い人がこんなところに早速出品を開始します。法外なのかどうかはあなたの財布次第ですが、割と手の届く値段で出品している善意のある方もいなくはないです(そもそも速攻出品している時点で悪人極まりないですが)。
家に帰るまでがフェス、チケット取るところからもフェス
というわけで、あと一歩のところでチケットを逃してしまった素人丸出しの筆者ですが、おそらく何とかセカンドハンドなのか、別のツアーパッケージなのかを使ってTomorrowlandには参加したいと思っております。ただ悲しみに暮れていても仕方ないので、ポジティブなことを語ってみます。
グラストンベリーしかり、今回のTomorrowlandしかり、チケットを皆で頑張って取ることは一体感を感じられて意外に楽しめるので、今後もフェス参戦を考えているParty animalたちは是非このゲームに参加してもらいたいと思います。
ネット環境のことを考慮して会社のPCからやるのも良し、漫画喫茶に篭るのも良し。このプロセスからフェスは始まっていると考えたら楽しくなるはずです。筆者がフェスサイト編集長だった頃からの持論が「家に帰るまでがフェス(=帰り道で蕎麦食べるのも最高じゃん)」だったのですが、加えて「チケットを取るところからフェス(=世界中がライバルのチケット争奪ゲーム)」も持論に加えたいと思います。一昔前の<朝霧JAM>争奪戦や、毎年繰り広げられる<フジロック>早割イベントの徹夜組のような心持ちで。それでは皆さん、何とかチケットをゲットして楽園でお会いしましょう。
PS. ちなみにベルギーガールにTomorrowlandチケットのことを聞いてみたら、ベルギー人が優先的に確保できる(そもそもベルギー人用にチケットが別売りされている)らしく「ベルギーに帰化すれば余裕だよ」と自慢気に語っていました。勇気ある方はベルギー人と結婚してみてください。
(ブログ「LONDON COLUMNING」より掲載)