⑥日本人の参加者も!
昔から日本人の参加者は一定数いたようだが、最近は日本で仲間を集って団体で日本から参加するようなアクティブなグループにも出くわすようになった。またイギリス在住の日本人はもちろん、ヨーロッパ在住の日本人の参加も多い。(もう少し日本人が増えると、会場内のエセ日本食屋も撤退してくれるはず。)
⑦日本人得意の団体戦でチケットゲット
Qetic内でも何度かチケットに関する記事を書いているが、とにかくチケット獲得が難しいのが、<グラストンベリー>。来年度分は一旦完売したが、4月にキャンセル分の再販売があるので、来年の参加を考えている方はそこで勝負してほしい。先ほどの日本人グループ(15人程度で日本から参加)や他のチケット獲得した人の話を聞いても、団体でチケット獲得にチャレンジするのが最も可能性が高いやり方とのこと。(一度繋がると1人6人分まで予約可能)日本人得意の団体戦でチケットをゲットして欲しい!
⑧便利なキャンプサイト(お金を払えばさらに快適に)
<グラストンベリー>の素晴らしい点の一つがキャンプサイトエリア(テントを張れるスペース)の充実具合だ。メインステージ後方や、サブステージ後方はもちろん、会場中の多くのエリアにテントを張ることが可能。自分の好みのステージの近くに陣取って、朝から晩まで好きな音楽が流れて来るなんてことも可能だ。また少しお金を払えば、テントやシャワーが既設されているエリアもあるので、初参加で心配という方や女性のみ、または子ども連れで参加するような方はそういった施設を利用することも検討してみてもいいかもしれない。
⑨日本〜会場までのアクセスが意外と簡単(割引も?)
日本からグラストンベリーに行くには、まず英ヒースロー空港まで飛んで、そこから一旦ロンドン市内に出て会場に向かうのが一般的。本年度から「羽田発ロンドン行き」が増便してさらに便利になったことに加え、(残念ながら現在関西国際空港からのロンドン直通便はない)いくつかの航空会社が英フェスシーズンにあわせて割引キャンペーンを行っているので、それも見逃さないようにチェックしたい。(参考:2013年ヴァージン アトランティック航空特別割引運賃「ROCK割」販売)
またロンドン市内からはPaddington駅発の電車で、Castle Cary駅まで約2時間。そこからは無料のシャトルバスが会場前まで案内してくれる。事前にバスのチケットも予約していればVictoria駅から会場までの直通バスもあり。巨大なフェス故に、都心からのアクセスに意外に苦労しない(時間はかかるけれど)のも嬉しい。基本的に当日はどこの乗り場にも写真のような<グラストンベリー>行きの観客で溢れ返るので迷うことはないだろう。
⑩もしかしたら2020年で……さらに2017年は開催なし
主催者のマイケル・イーヴィスは現地メディアに対して、「2020年以降はどうなるか分からない」という旨の発言をしたことで、「ちょうど50周年迎える<グラストンベリー>が終了してしまうのではないか」と噂されている。さらに2017年は会場の都合(土地を休ませるために数年に1度は開催しない年があるのが通例)で、開催されないことが決まっているので、もしもの場合に備えて、2020年までには何としてでも参加しておきたいところ。
というわけで、「日本人がグラストンベリーに体験すべき10の理由」をお届けしたが、いかがだっただろうか。このフェスに参加して人生が変わってしまった筆者のように、もしかしたら<グラストンベリー>で何かが起こるかもしれない。そんな未知の可能性を秘めた世界最高峰のフェス<グラストンベリー>。来年の参加を検討している方は4月の再販売でチケット獲得を目指して欲しい。それでは1人でも多くの日本人と会場でお会いできることを楽しみにしている。
R.I.P Andrew Kerr
★本コラム執筆ライターによる海外フェス情報サイト「Festival Junkie」も要チェック!<グラストンベリー>のオリジナル写真・動画はもちろん、他にも様々なヨーロッパのフェス現場から生の海外フェス情報を発信中。
text by nekomeguro London
photo by Ai matsuuRa