彼女がいる好きな人
日差しが降り注ぐのはam11:30まで
5年間過ごした壁に小さい頃書いた落書きが残る4畳半の部屋
大した思い出もなかったけど
離れて見ると寂しくなったりもするもんだなあ
正直いうと好きじゃないけど大好きだったな
モノをあげてでも会える時間が欲しかった
ゲロを吐かれても嫌じゃなかった
君が乗ればママチャリもかっこよく見えて
長い1本道が1分ぐらいに感じたというか1分だったんだ
正直いうとさ好きじゃないけど大好きだったな
家の階段に虫がでたっていう小さなLINEだけで
洗濯物を畳んだり、コップを洗ったり、部屋のホコリをとったりの
いつもの日常が日常になくなっただなんて大げさだったかな
帰り道を合わすためにゆっくり歩いたり、小走りしたり
両思いとかそんな単純なものじゃない存在だったから
いろんな気持ちを噛み殺し、押し殺し、日常を日常に戻して笑ってたんだ
正直いうとさ好きじゃないけど大好きだったな
今はどうでもいいけど
てっとり早くえもいを感じられるから
こんな夜は思い出すよ
いろんな気持ちを噛み殺し、押し殺し、
日常を日常に戻して笑えた日々を