こないだの日曜日は代官山UNITでライヴ。
Hazeとツーマン。前日に東京ガールズコレクションに出演したというバチイケギタボKatyちゃんとイケてるポップなベースハナちゃん、デコり職人ドラムじゅりちゃん、神社ギャル鍵盤スズカちゃんを目の前にビビり散らかしちょっと漏れる。
まず、楽屋に向かう途中に喫煙所に落ちていたラインストーンでJURI♡とギラギラにデコってあるライターを見てあまりの可愛さと恐怖、ギャル精神、想像を超えた面白さに仰天し、見て見ぬふりをしてライターをそっと喫煙所の床に戻した。
ライヴ前に挨拶を交わしたのだけれど、とても優しくて笑顔が素敵で、楽屋に置いてあった弁当も美味しくて…
Katyちゃんなんて『スズカ、こう見えて神社好きなんすよ〜』と、話してくれてとても嬉しかった。
周りの女の子が何歳で結婚〜出産〜ハイスペ彼氏〜♪うんぬんかんぬん言って話が噛み合わなくなってきたな…と思うなか、自分から何かを産み出し自己を確立させてる女の子に出会うととても嬉しい。
自分の好きなものや幸せになれるもの作るものをしっかり持っているorわかっている人は素晴らしいと思う。
デコってあるライターしかり、Haze独特の空気感やあの精神、リハの時からずっとどんな感じなんだろう…と観ていたんだけれど、しっかり自分の意思をメンバーなどに伝えていてとっても素敵だったし、見習いたいって思った。
ペギーズと一緒にツーマンした時も思ったけれど、ガールズバンドが持つエネルギーや爆発力はとても強い。本当にあの日からガールズバンドとの対バンが大好きである。
アタシ達もとても強い。いつだって薄暗い地下のライヴハウスでゴリゴリの男のロックバンドと音楽で勝負してきたからね。
どこにいってもエネルギッシュに音を鳴らせて認めさせられるか、がガールズバンドである。
女の子だけでバンドやってるからガールズバンドになる、というわけじゃない。
他のガールズバンドを観て聴いて良いと思えたことが自分の嬉しさでもある。
自分が肯定してもらった気分。
内面からふつふつと感じられるこの幸福こそが本物の幸せ。
素敵な音楽や精神、エネルギーやリリックをありがとうHazeの皆さん！そして迎え入れてくれたお客さんも関わってくれた皆様、ありがとう。
8月の週刊SPA！でぴえんvsギャル大解剖という記事を読んだのだけれど、”ギャルマインドは自由と個性を愛すること。”とegg元編集長も言っていた（めっちゃ面白いからみんなも読んでみて）。
いつだって自分というものを明確にもちたい。もつべきである。
“自分”を愛すことから”自分”が産まれてくるし、誰かを愛することが、できるのもその”自分”であるから。
自分がなくなったら人を愛せないと思う。
それなのに愛というもので自分を見失なう女性を見ると、とっても変なの〜って思う。
友達の恋バナを聞いても、「なんでもやってあげ過ぎだよ〜それってSEXのできるママじゃない？」って言ってしまうこともあるし（全てを投入して自分より他人を愛せる羨ましさから嫉妬を込めた意地悪な言葉でもあるけど）この先、恋愛をしても自分というものを持っていたいと思う。
ちなみにアタシは、こんな偉そうなことを言っていても時折、恋愛においてめちゃくちゃ自分を見失う。
けれどアタシは口では説明できないのだけれど、なぜかとっっても自分のことを立派だと尊敬しているので、結局は自分を好きになってくれない人を軽蔑して好きじゃなくなる。
おまけにアタシを好きにならなかったアホ男というレッテルを貼りバカみたいに好きだった人の悪口を言える。記憶？思い出？そういうものが美化されるなんて嘘だ。
そもそも恋愛でもなんでも経験にならなかったら過去になる。
経験にもならない恋愛ってサイアク。
周りから見たら異様な恋愛の感性、でもこの精神のお陰でそんなに恋愛で長期スパンで悩むとかなかったよ。大事かもね。
本当にいつもこんなことがありましたとか重大事件！みたいな面白い話ができなくてごめんなさいね。いつも色々考えたりはしてるんだけど。何かあるたび、何かを誰かと話すたびに疑問を持つこと、しっかり自分の意見を持つことを明確にしているんだけどね。
これがなかなか面白かったりする。
自分の中で何かを考えたり散歩して何かを見つけたり、観て読んで聴いて新しい何かを知ることで毎日が充実する。
そして私の周りに居てくれる人たちは外にあるお金や地位や環境や物なんかに左右されず、内側から豊かさや幸せを毎日自分見つけられる人ばかりなんです。
そんな人に囲まれて幸せ。
自分の周りにはいつでも尊敬できる人が居てほしいし、自分もそうでありたい。
貪欲だからスプーン一杯の幸せより、太平洋いっぱいの幸せが欲しい。
こうやってこの先も簡単に見つけられそうな幸せをいっぱい積み重ねていきたい。
基本鈍感でいた方が生きやすいと思うけど、幸せに対して鈍感でいるのはとても不幸だから
幸せには敏感でいようね。貪欲にね。
貪欲といえばまれちゃん。本来、彼女は恬澹寡欲な素敵な人間なんだけれど、ライヴでジャージのズボンを忘れてスタッフ青木さんの履いていたジャージを脱がせ奪い取り履いていた。
彼女が”欲”を剥き出しにしてる姿を初めて見れた。もう5年くらい友達なのに。”初めて”だ。
東京初期衝動 – エンドロール（MV）
しーな
東京初期衝動歌手ギターしーなが、ゆるりとサイケな毎日をお送りいたします。
