日本でも愛されているタイ料理をはじめとした“屋台”、旅行での癒しにピッタリな“マッサージ”、仏教が広く浸透している国柄ならではの“遺跡”…日本からのアクセスのしやすさや、物価差によるショッピングのしやすさなど魅力たっぷりの「タイ」。
コロナ禍の影響も緩やかになり、海外旅行への機運も高まっている昨今ですが、旅行客の目的地としても大人気な「タイ」も年々進化しており、ラグジュアリーな体験ができる施設も増えています。そこで今回は“ホテル”、“フード”、“アクテビティ”の3編を体験談も交えてご紹介!
本稿はフード編! ミシュラン3星のレストランから、BLACKPINK・リサが愛する郷土お菓子まで。さらに料理の背景には、タイの方が大事にしている自然と文化の姿も。人気エリア、バンコク・チェンマイ・アユタヤのスポットをご案内します。
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タイ・おすすめレストラン!
ミシュラン掲載、BLACKPINK・リサが愛する郷土お菓子も
バーン・ポムペット(Baan Pomphet) @アユタヤ
2年連続でミシュランに紹介されている「Baan Pomphet」。ジャジーな音楽が流れる中、川が一望できるテラスもあり、リゾート感が漂う空間です。
タイに来た!感を味わえる「パイナップルのチャーハン」、名物で高級食品としても人気なビッグサイズの「焼き川エビ」、お店特製の「タロイモ料理」など、海外ならではの味を楽しめます。
タイらしさも本気ながら、和食のような繊細な深さが感じられ、どれもサイズが立派で味もよく、身も心も満たされること間違いなし。ソースで甘さや酸味、辛さなど自分好みの味に調整して楽しめるので、グループや初心者でもカジュアルに楽しめる点がポイント。
アユタヤの隠れ家的なブティックリゾートホテルが隣接しており、目の前に流れるチャオプラヤー川が一望できる開放的なスポットとしても知られていますが、食事だけでもOKなのでお近くに寄った際はぜひ!
ローティ・サーイマイ・アビーディン @アユタヤ
BLACKPINKのリサが、SNSに投稿したことで売上が急増したという、アユタヤ名物スイーツ「ローティ・サーイマイ」。そんな「ローティ・サーイマイ」の人気店で、アユタヤ歴史公園の近くにある「ローティ・サーイマイ・アビーディン」をご紹介します。
砂糖、水、小麦、油などシンプルな材料で作られていますが、その食感や口あたりが絶妙で、どんな魔法がかかっているの? と思ったほど奥深い味わいです。その魔法の正体は、丹精込められた調理。
重量感ある作業を1日に何度も何度も繰り返し、絹の糸のような美しいスイーツがたくさん作り出されます。またアユタヤにはココナッツミルクやゴマ入りなど特徴的なお店も。ぜひいろんなお店で味比べしてみてはいかがでしょうか!
カオソーイ サムージャイ ファーハーム @チェンマイ
北部に位置するタイ第2の都市・チェンマイ。そんなチェンマイを訪れたら絶対に食べてほしいのが本場のカオソーイです。独特なスパイスと、添えられた揚げ麺が特徴的な手軽に食べられるヌードルで、ランプーン街道沿いに位置する2店舗が名店として知られており、「カオソーイ サムージャイ ファーハーム」はそのひとつ。
ビーフ、チキン、ポークと選択肢が多く、辛さと旨味のバランスが癖になります! すこしクリーミーなスープと、沁みて食感が変化するスナックで、サクサクとじゅわじゅわを楽しめる逸品です。唐辛子やピクルスなど、味変も様々にできて美味しく楽しく、一食に流れがあり、“グルーヴ”を感じさせてくれました。
ほかにも、トラディショナルな麺メニューや、豊富なおかずメニューなども揃っているので、ぜひチェンマイを訪れた際は、有名店に足を運んで“美味しいグルーヴ”を感じてみては。
キティ パニット(Kiti Panit) @チェンマイ
チェンマイで有名なナイトマーケットの近くに、エキゾチックさとモダンさが共存する古民家レストラン「Kiti Panit」があります。建物は築130年以上で、地元の芸術家や職人たちの手によって改装されたとのこと。
定番メニューをはじめ、豚皮のから揚げや、チェンダー菜と卵の炒めなど、あまり知られていない伝統的な北部タイ料理で思わず舌鼓。辛すぎず、優しい口あたりのメニューが多い印象でした。ワインなどアルコールや、北部固有の動植物を使用した自家製ソーダ等ドリンクメニューも豊富で、特に世界5位を取ったというタイミルクティーは大満足の美味しさでした。ぜひ一度ご賞味あれ。
見てるだけでお腹が空いてくるような絶品料理の数々ですね。そこで忘れてはいけないのが、環境保全や地産地消に取り組む国としての背景です。筆者は今回の旅でチェンマイを訪れた際、オーガニック生産に取り組む農家や村人のもとへ訪れる貴重な体験ができました。
たとえばタイでは“生卵を食べる習慣”がポピュラーではありません。しかし近年、オーガニックな生産方法にこだわり、安全で上質な卵を提供する養鶏農家もいらっしゃいます。お話を伺うと、ストレスの与えない環境はもちろん、エサ作りからナチュラルなものを使用しているとのこと。人気スーパー「リンピンマーケット」でも並んでいるそうで、“生卵でも美味しく味わえる”上質な卵です。とてもシンプルな味付けした卵焼きをいただきましたが、深みのある味わいで本当に美味しかったです。
また、中心部から離れたMea Tha地区にて村の方に案内していただきながらトレッキングも体験。美しい川や野菜などが無くならないように保全しながら、次の世代、またその次の世代へと続くようにシェアし続けているというお話が伺えました。コミュニティ独自の自然を守るための厳しいルールもありながら、筆者にも優しくお話いただきおもてなし料理を振る舞っていただいて、タイの観光を支える重要な背景を知れる、とても素敵な機会になりました。
Bar Hobs
*アイコンサイアム内のルーフトップバー @バンコク
最後に、バンコクの定番観光スポット「アイコンサイアム」からご紹介。「アイコンサイアム」は、2018年11月チャオプラヤー川沿いのクローンサーン地区に開業されたタイ最大級となる複合施設で、高層コンドミニアムやショッピングモールから構成されています。
初めて訪れた筆者の印象は、「とにかくデカい!!!」「『有吉の壁』をここでやったら絶対楽しいくらいデカい!!!」と、その広大さに圧倒されていました。日本のショッピングモールや百貨店とはまた違ったスケール感があり、タイではルーフトップバーが人気ですが、ここ「アイコンサイアム」でも絶景スポットで夕食を味わえます。
天井が高く、開放的なテラスで料理・お酒をいただくと、まるで空で食べている感覚。ここだからこそ体験できる贅沢はぜひ一度試してほしいです。施設内は、水上マーケットを模したタイ各地の物産品エリア「SOOKSIAM」(スックサイアム)や、アートギャラリーなどバラエティに富む内容なので、ショッピングとともに楽しんでみてはいかがでしょうか。
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