皆さんは部屋の模様替えに併せて棚の位置だけではなく形自体も変形させたり、オフィスの壁の位置を変えたくなったことはないだろうか。
普段のライフスタイルやオフィスシーンでも、用途に併せて空間をカスタムするには、基本的には家具に対しては工具必須であるし、そういうカスタム自体ができない製品が大半である。壁や建材を変更して配置を変える場合、大規模な工事が伴うのが一般的である。そもそも「これはこういう形の製品だ」という前提ができてしまっているため、変えようという発想すら湧かないかもしれない。
しかし、そういった上記のような空間の課題を解決する可能性ある製品が、今年2月22日渋谷ヒカリエにて発表された。
大和ハウスグループで住まい・オフィス・商業施設のインテリア空間・家具コーディネート、備品レンタル、建材製造販売等を手がけるデザインアーク社のシステムユニット「Transight(トランサイト)」。2016年9月発売予定。
デザインアーク社 Transight事業戦略発表会の様子
事業戦略発表会でのTransightと触れ合う参加者
このTransightという製品は一言で言えば「電気の通ったシステムユニット」と言える。
システムユニットと聞くと一見わかりにくいのだが、製品TOPページのムービーにこの製品のコンセプトが表れている。
写真のように棚としての利用がメインになりそうだが、台や容器、壁面に埋め込む建材のような活用方法もできることを意味している。
例えばデザインアーク社の入居するオフィスは、受付の台にTransightが導入されており、しかもオフィススペースへの仕切りや、フライヤー置きにも利用されている。
デザインアークオフィスのTransightを用いた受付
デザインアークオフィスのTransightを用いたエントランススペース
また、Transightはカスタム性も高くなるように、手での取り外しと組み換えができるようになっている。
カスタム性の高いTransight
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