使いやすすぎてGOOD DESIGN賞を受賞
さらに、このツールの特筆すべき点はその工夫されたインターフェースの使いやすさなどが評価され、2013年度になんとGOOD DESIGN賞を受賞していることだ。
【写真3】GOOD DESIGN賞を受賞したptengine
例えば、ユーザーがサイト上で起こした行動の回数を簡単に測定できる「オートイベントトラッキング機能*」などユーザーの使い勝手を追求した様々な工夫が施されている。
*通常は、データ取得のためのコードをHTMLソースに記述する必要があるが、Ptengineでは「ON/OFFボタン」1つで「外部リンク」「ダウンロード」「メール送信」という3種類のイベント計測を開始できる。
【写真4】ptengine「オートイベント設定画面」(実際のスクリーンショット)
こういったエンジニアが実装するときの負荷をできるだけ軽くする仕組みがよく発達している。
昨今、WEBサービスがノミネートされること自体はそんなに珍しくなくなってきているが、To C向けの一般消費者向けのサービスが多い中で、アクセス解析ツールの1つとしてこの賞をもらうのはかなり珍しいと言えるだろう。
他ツール対応も柔軟
更に、Ptengineは開発・拡張スピードの速く、WordPress用のプラグインを提供している他、その他にも、世界で9000社以上が利用するABテストツール「Optimizely」や、LPOツール「DLPO Act」と連携を開始するなど、絶え間なく進化を続けている。
【写真5】optimizelyとの連携を開始したptengine
今後はアプリの解析ツールも年内には提供する予定とのことだ(Ptmind社 小原役員)
料金も安い
気になる料金であるが、こちらもそもそも毎月25,000PVまでであれば無料で利用可能になっており、上記のPV数を上回っても突然課金されることはないため、安心して導入できる仕組みだ。
*明瞭会計な料金プランはこちら
ちなみに、通常の料金プランとは別に「インフルエンサー限定無料特別プラン」が提供されており、ソーシャルメディア上での影響力を測定する「Klout」のスコアが50以上であれば適用されて安く使用できるプランもある。
「Free」プラン登録は簡単行えるため「ソーシャルでの影響力には自信がある」という方も「ひとまずお試しで使ってみたい」という方も、一度登録して試してみてはいかがだろうか。
ユーザーの体験価値の総称を表すUX(ユーエックス、User Experience)という言葉がビジネス界隈ではやるようにこういったウェブサイトも持つだけではなく、その時のユーザーが訪れたときの使い心地を重んじるようなカルチャーが最近できている。
そういう意味でも、定量と定性両面を使いやすい画面で分析できるPtengineはサイトの課題発見にも役立つだろう。