開発したのは、米・スマホメーカー「Nextbit」

Robinを開発したのはサンフランシスコ発のスタートアップ企業、Nextbit社。Nextbit創業者であり現CEOのTom Moss氏は、かつてはGoogleに在籍してAndroid開発やマーケティングに携わっていた。

CEOのTom Moss氏
もう容量不足で悩まない!クラウドスマホ・Robinが凄い! tk-07_2

 Photo from Nextbit社 コーポレートサイト

日本ではドコモとの調整に関わり、日本初のAndroidフォンを誕生させた「Androidのスペシャリスト」でもある。

共同創業者のMike Chang氏もGoogle出身。Robinのデザインは、HTCで端末デザインを担当していたScott氏が担当した。その他にも、Amazon・Skype・Appleなど、IT業界をけん引する企業の出身者によってRobinは開発されている。

Kickstarterでは、世界中から注目を浴びた

Robinのこれまでの動きを振り返ってみると、「+Style」で販売を開始する以前、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で出資を募っていた。

そこではなんと、目標金額の50万ドル分の販売をたった1日で達成。
ストレッチゴールに掲げた100万ドルも見事に達成した。
キャンペーンページは北米と西欧向け(英文)だったにも関わらず、コンバージョンレート上位10カ国の6カ国がアジアの国々だったという。

今や欧米を始めとして、アジア各国からRobinの次の動向が注目されているのだ。

Robinの設計思想から見る「クラウド」のあり方

「クラウド」という用語は元々、サーバーの利用形態を指す言葉だが、今やサービス提供の概念として定着しつつある。

しかしながら、その活用方法は「外部リソースでデータ管理する」というように、一方通行のものが極めて多い。

この点、Robinは「OSのレイヤーでバックアップ⇔リストアを行う管理機構」が体現されており、データをクラウドに保存するだけではなく、日常のユースケースに対応している点が素晴らしい。

昨今、IoTやロボティクスなど「ハードとソフトの連動」が肝となるデジタルバズワードをよく耳にする。
そんな中でRobinは、ハードとソフトが優れた連動を行う「サービス設計の象徴事例」としても、今後注目されていくだろう。

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