ヨム、ツアーに行く

Column ｜ 2018.07.04 Wed

1 2

初の海外！　

そんなこんなで2014年、2016年とツアーに行き、2017年念願の海外へと進出しました！　今回もDJ NHK Guyと、パーティーに参加はなかったですがPhüeyもアメリカからやってきました！　

2017年11月3日、5日、11日で、恐れ多くも僕が2017年9月にリリースしたアルバム『burn out』とDJ NHK Guyが2017年4月にリリースした『At Your Door』のリリースツアーとして、東京、福岡、台湾（！）へとツアーに行きました！　ここでもう読者の皆さんはお気づきだと思います。

やっと学んだの。

今回はかなり緩めのスケジュールを組めました！　前々回、前回と鬼ハードスケジュールをやめ、十分な休養を取って向かうことにしました。

ヨム、ツアーに行く yom_column2_17-1200x1202 — ツアーフライヤー／design by designSASHIMI

11月3日の初日はもうお馴染み〈Trekkie Trax〉にまたサポートをしていただき行いました！　東京で僕らの活動をサポートしていただいてくれるうえに、本当にかっこいい音楽を提供し続ける最高のレーベルです！　ライバルとかでもないし、彼らは彼らの道を進んでて、絶対真似できないしそんな彼らを心のそこから尊敬してます！　

そんな彼らとのパーティーも福岡で開催しものもいれると5回目！　もうなんかパーティー的にも息が完璧にあってる感じで、もはや東京でやってるとかじゃない気がしました！　僕も他のメンバーもトレッキーも一同最高のプレイをしてたなと思います！　

翌朝はゆっくり起きてメンバーとトレッキーの面々と福岡に向かいました。福岡に着いてからはもはや前乗りみたいな感じだったので、ヨム御用達のお洋服屋さんでのんびりしたり、ヨム御用達の焼き鳥屋で飯を食べ、ホークスの日本シリーズをテレビ観戦し、まさかの優勝をするという奇跡の瞬間に立ち会い、その日はゆったりと過ごしました。

翌日はとにかく明るい雰囲気の中パーティーが進行していきました。ただそんななか約2年ぶりの福岡でのDJだったDJ NHK Guyがガチガチに緊張してたのは今振り返るとエモおもしろい風景でした。僕も地元で久しぶりのライブだったんですが、みんなのおかげでいい感じに照れながらプレイできたのは楽しかったです！

そしてなによりトレッキー、DJ NHK Guyが福岡で一緒にパーティーしてる風景はとても楽しそうで、企画したcskもご満悦そうでした。

ヨム、ツアーに行く yom_column2_18-1200x900 — 福岡でのパーティー前の飲み会にて

それから約1週間時間を空け、ついに台湾へと旅立ちます！　台湾のパーティーについては台湾ビートシーンを牽引するソニア　カリコ（Sonia Calico）がサポートしてくれました！　会場となったアートスペースYolo Labはソニアの普段遊ぶ友達が運営しており、とにかくお洒落な空間でした！

しかも！　僕らのためにYolo Labの建物のルーフトップでパーティーを開催してくれました！　これが本当に最高すぎて、僕の今までの音楽人生の中でもトップ3に入るくらい最高のロケーションでした！

ヨム、ツアーに行く yom_column2_19-1200x1200 — まだ雨が降る前のルーフトップでの一枚

台湾へは僕とcskは福岡から、103i君とDJ NHK Guyは東京から行くことになりました。ここで僕がとんでもないことをやらかしてしまいます。なんとイミグレーションの待ち時間を移動時間に考慮してなかったのです！　このせいでパーティーのタイムテーブルを急遽変更せざるをえなくなりました……。本当に申し訳ないことをしてしまった。

しかしながらソニアもすんなり対応してくれて、優しく出迎えてくれたので本当に助かりました……。会場に到着したのが夕方くらいだったんですが、すでにその時間はオープンしてて、103i君までルーフトップでプレイできたんですが、残念なことに雨が降り室内に場所を変えることを余儀なくされました。しかしその後も台湾のDJ、アーティスト達が最高のプレイで僕らにパスしてくれ、僕らも最高のプレイで返せたと思います。

ヨム、ツアーに行く yom_column2_22-1200x1200 — 台湾でのパーティーの様子

ヨム、ツアーに行く yom_column2_23-1200x900 — 台湾でのパーティーの様子

特にDJ NHK Guyについては、彼がもっているシティポップの感性が台湾のお客さんの心を完全に掴んでいました！　サポートしてくれたソニアのプレイも本当にかっこよくて……。彼女のBoiler Roomのプレイを見ていただければ彼女の凄さがわかると思います！　加えて彼女は最近EPをリリースいたしましたので是非聴いてみてほしいです！　

Sonia Calico Boiler Room Taipei DJ Set

Sonia Calico 『Desert Trance』

ヨム、ツアーに行く yom_column2_20-1200x1200 — 台湾でのパーティーの様子

ヨム、ツアーに行く yom_column2_21-1200x900 — 台湾でのパーティーの様子

パーティー終了後はソニアたちに連れられ台湾の居酒屋のようなところにいきました！　ここが本当にうまくて……。次々に料理が出てきてましたね！　勝手なイメージで、台湾料理ってもっとエキゾチックなものかなと思ってたんですが全然食べやすかったです！

DJ NHK GuyとPhüeyは1日しか滞在できず、パーティー翌日の早朝にはアメリカに帰ったんですが、僕らはそのままもう1泊しました。パーティー翌日はのんびり台北市内を観光と台北のコミュニティラジオへ出演しました！

ラジオでの様子はこちらから

台北市内はすごい綺麗な建物がある区画から1本横道に入るとすごいディープな雰囲気が広がってたり、ネオン管の看板と屋台があったりと、映画『AKIRA』の世界にいるような感覚になりました。夜市なんかにも足を運んでみたんですが、強烈なシナモンと八角の匂いと人の多さがアジア感がすごいありとても風情がありました。

その夜市のすぐ真横にあったお寺！　士林慈誠宮！　圧巻の外観！　日本のお寺と違い夜もライトアップされてて、中もものすごくキラキラしていたのが印象的でした！　神社仏閣好きの僕はテンション上がりまくりました！

ヨム、ツアーに行く yom_column2_24-1200x1600 — 士林慈誠宮にてテンションがあがったshigge

ヨム、ツアーに行く yom_column2_25-1200x1600 — 士林慈誠宮の圧倒的外観！

と、こんな感じで2017年のツアーは終わりました。終わってみてこのツアーを振り返ると、日本国内で大事にしてきた繋がり、海外のアーティストとの繋がりが大きく躍進したのかなと思います。

僕ら自身ゆるいし、なにか大きな目標とかを掲げず、楽しいことを同じように楽しめる奴らと楽しもうや！　みたいなことをスローガンにしてきた部分が強いので、そこに東京で日本の最前線を走るレーベル、海外で世界と渡り合う台湾のクールなアーティストが呼応し協力していただけたのは自分たちのこれまで行ってきたことは間違いなかったんだ！　と大いなる自信につながりました。

というのも、やはり福岡っていう土地は全てにおいて遠いんです。ネット社会などと言われますが、そのネットのバズすらも福岡からだと、たとえそれが東京、そのほの日本国内で起こるものだとしても、遠い国のどこかで起こっているような気になってしまいます。きっとこういうものって福岡以外の地方都市ではみなさんが思っているのではないかと思います。

そんななかで自分たちの音楽を信じていくのはかなりの決意と信念が必要になってくると思いますが、行動を起こしていけばきっとどこかで同じ心境の人と出会えるのではないかなと思います。現に僕らがそうだったように。

なので、2018年はまだ予定がありませんが、これを見ている全国のオーガナイザー、アーティストの皆様！　バイブス合いそうだなって思いましたらぜひオファーお待ちしております！（笑）