『セントラル・ステーション』(98)、『シティ・オブ・ゴッド』(02)など、日本での公開が少ないながらも印象的な作品を送り出すブラジル映画界から、新感覚のクライム・アクションが日本に上陸! “ブラジル版タランティーノ”の呼び声も高い若き才能、アフォンソ・ポイアルチ監督のデビュー作『トゥー・ラビッツ』が遂に2017年2月18日(土)より新宿シネマカリテで公開が決定し、このたびポスターヴィジュアルが解禁となった!
監督1作目にして本作品は、錯綜する時間軸、緻密に練られたストーリー、ポップ&スタイリッシュな映像に過激なアクション、次々と登場する濃いキャラクターの面々、そして怒涛の展開と斬新な手法がブラジルの若者たちに熱狂的に受け入れられ、ブラジルのアカデミー賞こと“ブラジル映画大賞”にて3冠<最優秀フィクション><最優秀画像効果賞><最優秀オリジナル・サントラ賞>に輝き、ハリウッドが早々にリメイク権を取得した大注目クライム・アクション。
またポイアルチ監督は、監督第2作目となるアンソニー・ホプキンス、コリン・ファレルなど超豪華キャスト出演作『Solace(原題)』で早くもハリウッドデビューを果たすことになり、突如として世界の映画界に登場したブラジルの恐るべき才能をぜひ目撃しよう!
トゥー・ラビッツ
2017年2月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
出演:フェルナンド・アルヴィス・ピント、アレサンドラ・ネグリーニ、タイーヂ、アルヂニ・ムレール、カコ・シオクレール、マラチ・デスカルチス、トグン
監督・脚本:アフォンソ・ポイアルチ
2011年、ブラジル、ポルトガル語、104分、カラー、シネスコ、原題:2 Coelhos
©2011 WMIX DISTRIBUIDORA LTDA. TODOS OS DIREITOS RESERVADOS.
配給:ハーク、ミッドシップ
ブラジルのサンパウロでポルノ鑑賞とテレビゲームに明け暮れるエヂガール。腐敗した社会へ嫌気がさした彼は、極悪非道のギャング、マイコンの金を奪うと同時に汚職政治家をこらしらめる“二兎 <トゥー・ラビッツ>”を一撃で仕留める計画を秘かに企んでいた。一方、検察局で働く検事のジュリアは捜査情報を提供したとして、マイコンとの関係が疑われ職場に内務調査が入ることに。そんな中、マイコンに殺しの容疑がかけられる。最後の稼ぎ時とばかりに「金を積めばなんとかなる」とジュリアはマイコンに話を持ち掛けるが…。それぞれの欲望が交錯し、関係性が複雑に絡み合うなか、エヂガールが狙う真の目的とは!?