「アベンジャーズ」シリーズ、キャプテン・アメリカ登場はもっと早いはずだった？

米国歴代興収第2位の『アバター』を抜き、『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』に次ぐ興収を叩き出している『アベンジャーズ／エンドゲーム』。日本でも興収50億円を超え、357万以上もの観客を動員している本作にも出演しているクリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカについて、新たな情報が飛び込んできた。

Marvel Studios’ Avengers： Endgame ｜ Policy Trailer

キャプテン・アメリカは『インクレディブル・ハルク』に登場するはずだった？

2011年に公開されたマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）作品『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』で、初めてその姿をあらわにしたキャプテン・アメリカ。実はこの映画の公開よりも以前にキャプテン・アメリカが登場していたシーンが存在したというのだ。

その問題のシーンが収録されているのは、エドワード・ノートンが主役であるハルクを演じた映画『インクレディブル・ハルク』だ。本作は『アイアンマン』につぐMCU第2作として、2008年に公開されている。この作品の未公開シーンにキャプテン・アメリカがカメオ出演しているそう。

NEW The Incredible Hulk Trailer ー HD

この未公開シーンで、過度のストレスを感じると緑のモンスター・ハルクに変身してしまうブルース・バナー博士は、自身の恋人を傷つけないように、ひとり北極に向かい拳銃自殺を図る。しかし、拳銃の引き金を引こうとした瞬間にうちなるハルクが目覚め、北極の氷ごと拳銃を破壊してしまう。

察しがいい方ならもうお気づきだろうが、この破壊した氷の中にキャプテン・アメリカが氷漬けのまま眠る飛行機が映り込んでいる。『インクレディブル・ハルク』を監督したルイ・レテリエはこのシーンについて、「この結果はあまりにも暗すぎるし、強烈なシーンだったからマーベル・スタジオと考えて、若年層の観客には合わないだろうということでカットすることにした」と説明している。

こうしたカメオ出演や、意外なところに伏線があったりするのがMCU作品の魅力のひとつでもある。現在公開中の『アベンジャーズ／エンドゲーム』でも、そんな伏線が散りばめられているかも？ そんなところに注目しながらぜひ何度でもご覧いただきたい。