正体不明のカリスマグラフィティアーティスト・バンクシーと、彼の絵がもたらす影響力に迫るドキュメンタリー『The Man Who Stole Banksy』が『バンクシーを盗んだ男』(配給:シンカ)の邦題にて2018年8月4日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開予定。
また、ナレーションはアメリカ・ロック界の生ける伝説イギー・ポップが担当し、この夏注目の一作です。
今回、バンクシーの作品の数々を写した場面写真が公開となりました。
一度は見たことがあるかも?バンクシーのあの有名な絵も登場!
今もなお正体不明、神出鬼没の活動を続けているバンクシー。
感情を揺さぶるバンクシーの絵を中心に貴重な場面写真を紹介します。
今まさに盗まれる! カッターの巨大な刃が壁を縦にまっすぐ進む瞬間を捉えた本作を象徴する一枚。
まるで折に閉じ込められたかのように鉄格子にはめられ運び出しやすくされた、本作の鍵を握る絵『ロバと兵士』。
果たしてこの絵は所有者に富をもたらすことになるのでしょうか?
切り出され展示されているバンクシーの描いたネズミの壁画や代表作である『フラワーボンバー』。
そして、バンクシーが開業し、その存在自体がバンクシーの作品になっている「世界一眺めの悪いホテル(『THE WALLED OFF HOTEL』)は、 輝くホテルの看板のおしゃれさとは裏腹にベツレヘム市を囲む分離壁からわずか4メートルしか離れておらず、劇中では支配人ウィサム・サルサ―によって「客室から見える風景で分離壁への理解が深まり、パレスチナ人の暮らしがわかることでしょう」と、社会的・政治的な説明がなされています。
実際に果たしてバンクシーの本意なのでしょうか?
今回公開された画像から壁に描かれた一つの絵から、広がる十人十色の思考を感じ取ってみてはいかがでしょうか。
バンクシーを盗んだ男
8月4日(土)新宿シネマカリテ、
ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督:マルコ・プロゼルピオ
ナレーション:イギ―・ポップ
配給:シンカ
宣伝:スキップ
2017年/イギリス・イタリア/カラー/デジタル/英語/93分/原題:The Man Who Stole Banksy/映倫区分:G
© MARCO PROSERPIO 2017
正体不明のカリスマグラフィティアーティスト・バンクシー。
彼はパレスチナ・ヨルダン西岸地区ベツレヘムの壁に「ロバと兵士」の絵を描いた。
これが地元住民の怒りをかい、タクシー運転手のワリドがウォータージェットカッターでその壁を切り取った。
ワリドは大手インターネットオークションサイト「eBay」に出品し、最高額の入札者に売ろうと試みるのだ。
この巨大なコンクリートの壁画はベツレヘムから海を渡り、
美術収集家たちが待つ高級オークションハウスへ送られることになる。
バンクシー、そして彼の描いた絵がもたらす影響力をたどっていくと見えてくるものとは……?!
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