Bialystocks甫木元空が監督する最新作『BAUS 映画から船出した映画館』の製作が決定した。

“あの頃”吉祥寺の映画館では何が起きていたのか──資料の一般公募がスタート

青山真治が温めていた『吉祥寺バウスシアター 映画から船出した映画館』(boid刊)と『吉祥寺に育てられた映画館 イノカン・MEG・バウス 吉祥寺っ子映画館三代記』(本田拓夫著/文藝春秋企画出版部発行・文藝春秋発売)を原作に、甫木元空が脚本を引き継いで執筆した『BAUS 映画から船出した映画館』。映画上映だけに留まらず、演劇、音楽、落語……「おもしろいことはなんでもやる」という無謀なコンセプトを掲げ、30年の歴史を築いた吉祥寺バウスシアター。2014年の閉館から遡ること約90年、1925年に吉祥寺に初めての映画館である井の頭会館がつくられ、1951年にはバウスシアターの前身となるムサシノ映画劇場が誕生していた。その長い道のりを共に歩んだ家族たちを描く作品となっている。

映画は2025年の公開を目指して制作。豪華俳優陣の出演も予定している、続報を待ちたい。そして今回、「“あの頃”吉祥寺の映画館では何が起きていたのか?」と銘打ち当時の写真や映像の一般公募もスタートした。約90年という時のなかで、様々な表情を見せる映画館や街との思い出をが2月末日まで募集される。ぜひ参加していただきたい。

Bialystocks・甫木元空よりコメント到着

映画館が生まれ、大きくなり、そしてなくなるまでの物語。そこに特別な秘密があるわけではなく、世界中どんな街にも存在する映画館に生きた無名の家族の物語です。
映画という窓を街に作り、娯楽という風を吹き込む事に奮闘した無名の(無数の)人々の密やかな企み。決して戦争をしてもよいと企む人々ではない。かすかな自由と幸福を見つけようと懸命に生きたこの家族の思いが、空想と共にささやかな一本の映画となって、世界の人々に映画館の存在を改めて説いてくれる。そんな願いを込めて本作を作れたらと思っています。

甫木元空

青山真治が温めていた脚本をBialystocks・甫木元空が引き継いで映画化|『BAUS 映画から船出した映画館』2025年の公開を目指して制作開始、資料の一般公募も film240116-baus3

INFORMATION

BAUS 映画から船出した映画館

(C)本田プロモーションBAUS/boid

資料の一般公募はこちら