2018年に公開を迎え、マーベル・スタジオ初のアカデミー賞を受賞したことでも話題となった作品『ブラックパンサー』。世界的な大ヒットを記録した本作で、主役となるブラックパンサーことティ・チャラを演じた俳優チャドウィック・ボーズマンが長年の闘病の末、今年8月にこの世を去った。世界中のファンを悲しませたこの訃報に、彼と共演を果たした多くの俳優陣が弔意を表したことも話題となった。そんな中、マーベル・スタジオから傷ついたファンの心を癒してくれる映像が公開された。
『ブラックパンサー』主演チャドウィック・ボーズマンへ贈る特別映像が解禁
今回公開された映像は、ディズニーの映像配信サービス「ディズニープラス」の米国版に収録されることとなった特別映像だ。マーベル・スタジオ作品の冒頭に、マーベル・スタジオ全作品のヒーローたちの姿を収めたロゴを映し出すシーンがあるのだが、そのロゴシーンがチャドウィック・ボーズマン一色となった映像が公開された。本シーンは、11月29日に44歳の誕生日を迎えたボーズマンへのトリビュート映像として、ディズニープラスで配信中の『ブラックパンサー』の冒頭に組み込まれることに。
Long live the King. #WakandaForever pic.twitter.com/FHiJDVQ3NS
— Marvel Studios (@MarvelStudios) November 29, 2020
本シーンの公開にあたり、ウォルト・ディズニー・カンパニーの会長であるボブ・アイガー氏はTwitterを更新。「#ブラックパンサーファンの皆さんへ、今夜#ディズニープラスで本作をぜひご覧ください。我々の心に寄り添ってくれた、そしてこれからも寄り添ってくれるあの人に向けた特別な贈り物をご覧いただけます」とボーズマンへの賛辞として冒頭シーンを公開することを明かしている。このツイートのいいねは2万を超えるなど、多くの反響が寄せられている。
この冒頭シーンを見ただけで、胸にこみ上げてくるものを感じる方も多いはず。これほど多くのファンを魅了した『ブラックパンサー』は今後もきっと世界中に笑顔を届ける作品となるだろう。続編の製作もすでに発表されているが、ボーズマンへのリスペクトを込めた続編が誕生することを祈るばかりだ。
To all fans of #BlackPanther: watch the film on #DisneyPlus late tonight, for a special tribute to someone that was and will always be near and dear to our hearts.
— Robert Iger (@RobertIger) November 28, 2020