マイルス・デイヴィスからノラ・ジョーンズまで、80年にわたりジャズをリードしつづける革新的レーベル「ブルーノート・レコード」。 その真実に迫る傑作ドキュメンタリー映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』が、9月6日(金)よりBunkamura ル・シネマほかで全国順次公開に。公開初日の9月6日(金)にはBunkamura ル・シネマにて菊池武夫、青野賢一によるトークセッションの開催が決定した。
KANDYTOWN MASATOやDJ JIN、君嶋麻里江らによるDJイベントも
ジャズにも造詣の深い両氏。そんな彼らのジャズへの愛情を聞くことができる貴重なチャンスだ。また9月2日(月)〜9月5日(木)にかけては、映画の公開を記念して4夜連続のDJイベントが行われる。ブルーノート東京系列店舗4店にピーター・バラカンやKANDYTOWNのMASATO、さらにRHYMESTERのDJ JINなど、連日豪華DJが登場し、ブルーノート・レコード音源のみによるスペシャルなDJセットが披露される。関連イベントも大いに盛り上がりそうだ。
ジャズの過去・現在・未来がここにある。
第二次世界大戦前夜、ナチス統治下のドイツからアメリカに移住した二人の青年、アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフ。 大のジャズ・ファンであった彼らは、1939年にニューヨークで小さなレコード会社「ブルーノート・レコード」を立ち上げた。レコーディングにあたって、アーティストに完全な自由を渡し、かつ新曲を書くよう励ますー 理想を求め、妥協することのないライオンとウルフの信念は、ジャズのみならず、アート全般やヒップホップ等の音楽に消えることのない足跡を残してきた。
映画はスタジオの風景から始まる。ロバート・グラスパーを中心に若手アーティスト達で結成されたスーパー・グループ、ブルーノート・オールスターズ。現在のブルーノートを代表する彼らのレコーディング・セッションに、2人のレジェンド、ハービー・ハンコックとウェイン・ショーターが現れる──
のちにソフィー・フーバー監督が「魔法のような時間だった」と振り返るスペシャル・セッションの映像やレアなアーカイブ映像、 そして歴代のブルーノートのアーティストたちや、レーベルと密接に関わった人々との対話を通じて、80年にわたり世界中の音楽ファンを魅了しつづけるジャズ・レーベルの真実に迫る、傑作ドキュメンタリー。監督は「とりわけ私の心を動かしたのは、 ブルーノート・レコードが創立から一貫して 人間性と誠実さを失っていないことでした。」とも語っている。
ジャズの歴史を知る上で欠かすことのできないブルーノート・レコードの軌跡はそのまま、ジャズの過去・現在・未来に繋がっている。映画館でレジェンドたちの音・言葉に耳を傾けてみてほしい。
映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』ティザー映像
EVENT INFORMATION
映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』公開記念トーク・セッション
2019.09.06(金)
19:25の回上映前(19:25~19:45) ※その後映画本編を上映
Bunkamuraル・シネマ
※対象回の座席指定券購入者のみ、参加可能。
Guest:菊池武夫(「タケオキクチ」クリエイティブディレクター)、青野賢一(ビームス創造研究所クリエイティブディレクター)
『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』
9月6日(金)Bunkamura ル・シネマほかで全国順次公開
監督:ソフィー・フーバー
出演:ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ルー・ドナルドソン、ノラ・ジョーンズ、ロバート・グラスパー、ケンドリック・スコット、アリ・シャヒード・ムハマド(ア・トライブ・コールド・クエスト)、テラス・マーティン、
ケンドリック・ラマー(声の出演)、ドン・ウォズ(ブルーノート・レコード社長) 他
字幕翻訳:行方 均
配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT
協力:スターキャット 2018 年 スイス/米/英合作 85 分
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