話題のドキュメンタリー映画『沈没家族 劇場版』予告編が解禁された。MONO NO AWAREが書き下ろした主題歌“A・I・A・O・U”も今回初公開となった。
沈没家族 劇場版
この映画は90年代半ば、様々な若者がひとつの“家”に寄り合い子育てに奮闘した実践的共同保育「沈没家族」を題材にしたドキュメンタリー映画だ。
「沈没家族」で育った監督自身が、当時の保育人たちや一緒に生活した人たちを辿りつつ、母の想い、そして不在だった父の姿を追いかけ、“家族のカタチ”を見つめなおして行くという構成となっている。「知らないオトナに育てられ、結果、僕はスクスク育った」という強烈なキャッチコピーからもその面白さが伺える。
『沈没家族 劇場版』予告編
予告篇では、劇場版制作にあたり音楽を担当したMONO NO AWAREが、映画の為にあらたに書き下ろした新曲“A・I・A・O・U”が初公開となった。
また15日(金)に東京キネマ倶楽部で開催されるLIVE「天下一舞踏会」では、オーディエンスに向けてこの新曲の演奏も初披露する。配信リリースは今春を予定。写真家・木村和平によるMONO NO AWARE最新アーティスト写真も公開に。
沈没家族
2019.4月ポレポレ東中野にて“里帰り”ロードショー 以降全国順次公開
≪知らないオトナに育てられ、結果、僕はスクスク育った≫
時はバブル経済崩壊後の1995年。地下鉄サリン事件や阪神淡路大震災が起き、世相がドンドンと暗くなる中、東京は東中野の街の片隅で、とある試みが始まりました。シングルマザーの加納穂子が始めた共同保育「沈没家族」です。ここに集まった保育人たちが一緒に子どもたちの面倒を見ながら共同生活をしていました。そこで育ったボク(監督:加納土)が「ウチってちょっとヘンじゃないかな?」とようやく気づいたのは9歳の頃。やがて大学生になってあらためて思ったのです。ボクが育った「沈没家族」とは何だったのか、“家族”とは何なのかと。当時の保育人たちや一緒に生活した人たちを辿りつつ、母の想い、そして不在だった父の姿を追いかけて、“家族のカタチ”を見つめなおしてゆきます。
監督・撮影・編集:加納 土
音楽:MONO NO AWARE/玉置周啓
宣伝:contrail
配給:ノンデライコ
製作:おじゃりやれフィルム(2018/日本/93分/HD/カラー)