ニコラス・ケイジが狂乱の大暴れ！？『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』新場面写真が解禁｜小島秀夫らのコメントも到着

「世界一センセーショナルな作家」とも言われるH.P.ラヴクラフトの『ザ・カラー・アウト・オブ・スペース（宇宙からの色／異次元の色彩）』を原作とする、ニコラス・ケイジ主演映画『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』の、新たな場面写真が解禁された。

ニコラス・ケイジ主演『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』新場面写真が公開

今作は、ラヴクラフトの代表作とも言われる同作の“完璧な悪夢”を『ハードウェア』『D.N.A』のリチャード・スタンリーが創り上げ、製作は『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』など、ジャンル映画界屈指の作品クオリティを誇るヒットメーカー・SpectreVisionが手掛けている。ラヴクラフト作品への入れ込みではスタンリーもSpecreVisionも引けを取らないほどで、主演にはニコラス・ケイジが加わり、今までのラヴクラフト映像化作品を凌駕するクオリティと熱狂度の作品となっている。

今回到着した場面写真は、青いセーターで理知的な表情をたたえた、ちょっと過保護な良き父親ネイサン（ニコラス・ケイジ）が、宇宙からの“色”により、狂乱の目つきの異人となり果てる、衝撃のビフォアアフターだ。“色”の影響を受けた家族たちも次々と、精神や身体に異常をきたしてしまう。そんなガードナー家のもとを訪れる水文学者（すいもんがくしゃ）のワード（エリオット・ナイト）、奇妙な隣人エズラ（トミー・チョン）は、果たして敵か、味方か！？　そしてネイサンが向ける銃口の先には、一体何があるのか……。

また、本作のプロデューサーを務める俳優イライジャ・ウッドとの交流もあるゲームクリエイター・小島秀夫をはじめ、ニコラス・ケイジとの新作でも注目を集める園子温監督、映画評論家として『映画秘宝』やWEBなどで活躍するナマニク、原作の新訳を担当したクトゥルー神話研究家／翻訳家・森瀬繚らのコメントに加え、クトゥルー神話についてのイラストブック出版の実績のあるイラストレーター・海野なまこによるオリジナルイラストが到着した。

『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』のスタッフが「ラヴクラフト」作品を！？
しかも『ブロブ』で『物体X』！？　さらに監督はあの『ハードウェア』のカルト監督！？
だが観るべきはそこではない。強烈なライティング、森、樹、花、髪、昆虫、爬虫類、
野菜、氷、建物やセット、アルパカに到るまで、いろんな色が緻密に配置されている。
“色という恐怖”に洗い流され、あなたは真っシロに青ざめるだろう。
それが“宇宙からの色（カラー・アウト・オブ・スペース）”との遭遇だ。
最後にイライジャ・ウッド、また楽しみをありがとう。

小島秀夫（ゲームクリエイター）

ニコラス・ケイジのエキセントリックな芝居も、アルパカの存在感も、グロテスクな怪物も、
何か決定的な要素が歪み、間違っているように思える。正に名状しがたき作品。
この映画が“魅せる”冒涜的な色は、それほどまでに慄然たる衝撃を与え、脳を麻痺させる。

ナマニク（映画評論家）

ニコラス・ケイジが素晴らしい。彼がアカデミー主演男優賞に輝く演技派であった事を再確認させられた。
彼のせいで（おかげで？）この映画は想像を絶する気持ち悪いものになった。

園子温（映画監督）

宇宙の彼方より到来した形なき何かの侵蝕を描くH・P・ラヴクラフトの最高傑作が、
時代を1880年代から現代へと移し、死を告げる夜鷹の啼き声に乗ってスクリーン上に蘇る！　
2010年代の映像技術がこれほどまでの肉薄を可能とした、“いかなる言葉でも言い表せない奇妙な色”に刮目せよ！

森瀬 繚（クトゥルー神話研究家、翻訳家）

『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』は7月31日（金）にシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国公開！　各界の著名人をも魅了してしまう“極彩色の悪夢”の物語を是非お楽しみに。