『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッド製作、ティム・ロビンス&スーザン・サランドンの息子マイルズ・ロビンスと、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーが夢の共演を果たす“イマジナリー×スリラー”『ダニエル』が、2月5日(金)より全国公開を迎える。この度、本作の新カット2点と監督、アダム・エジプト・モーティマーが独自の世界観を創り上げるためのこだわりなどを語ったコメントが到着した!
『ダニエル』アダム・エジプト・モーティマー監督による隠された仕掛けとは?
唯一無二の親友だったはずのダニエルが、次第にルークの心身を“侵食”していくという<イマジナリー×スリラー>が繰り広げられる本作。脳に刺激を与えるような独特な世界が広がる本作を手掛けたのは、次世代のスリラー/ホラーの担い手として期待を集めるアダム・エジプト・モーティマー監督だ。
ルークとダニエルによる微笑ましいブロマンスから一転、ダニエルが徐々にその本性を露にし、やがて観る者を“狂乱の世界”へと引きずり込むという“二面性”も話題だが、その側面をより魅力的に表現すべく、「映画のスタイル形成」にこだわったと振り返る監督。「前半はワイドなカメラの動きや色の濃さが際立つ“マニアックなスタイル”で撮影したのに対し、後半は“主観的なスタイル”へと変化し、危機感を演出するアングルやビジュアルアプローチで構築していきました」と、制作秘話を明かしている。そんな監督のこだわりもあり、観る者がダニエルに支配される感覚に陥るような、圧倒的な没入感あふれる映像に仕上がったという。
加えて、「ルークの幼少期の不思議な感覚から始まり、最終的に宇宙的な恐怖感に至るまで、映画全体がどのように展開していくのか、その変遷を示すスタイルガイドも作成しました」と珍しい取り組みも敢行したといい、「どのシーンにも“変化”を表現するための視覚的な意図があります」と明言。数々の“仕掛け”が散りばめられ、鮮烈なインパクトを与える<イマジナリー×スリラー>に仕上がっている。
そんな本作について、監督は実力派の新星俳優ふたりによるパフォーマンスの力も大きかったと振り返っている。「ダニエルがより不吉になり、ルークは恐怖と妄想にとらわれていく……こうした彼らの姿は、演じるふたりの演技によってより魅力的になりました」。1度観たら忘れられない、“狂気的な映像美”が広がる本作。サイケで刺激的な世界が味わえる異色作をぜひスクリーンで堪能してみてほしい。
映画『ダニエル』予告編【2021年2月5日(金)公開】
INFORMATION
ダニエル
2021年2月5日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイント、グランドシネマサンシャイン(池袋)ほか全国公開!
製作:イライジャ・ウッド
監督・脚本:アダム・エジプト・モーティマー
キャスト:マイルズ・ロビンス、パトリック・シュワルツェネッガー
配給:フラッグ
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