『サスぺリア(77)』や『フェノミナ(84)』で知られるダリオ・アルジェン(Dario Argento)監督の最新作『Occhiali neri(原題)』。この度邦題を『ダークグラス』とし、4月7日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほかにて全国順次公開されることが発表された。
巨匠ダリオ・アルジェンの幻の脚本がついに実現|映画『ダークグラス』4月より公開
『サスペリア(77)』で驚異的大ヒットを記録し、『フェノミナ(84)』や『サスペリア PART2(75)』など数々の名作を生み出してきた巨匠、ダリオ・アルジェン。近年では『ボーンズ アンド オール(22)』や『君の名前で僕を呼んで(17)』のルカ・グアダァニーノ(Luca Guadagnino)監督が『サスペリア』をリメイクし大ヒットさせたことも記憶に新しい。そんな御年82歳のレジェンドの最新作が、『ダリオ・アルジェントのドラキュラ(12)』以来10年ぶりにスクリーンで上映される。
待望の最新作『ダークグラス』は、自身のルーツであるジャッロに立ち返ったイタリアン・ホラーだ。2000年代初頭にフランコ・フェリーニとの共同で脚本を執筆しながらも、製作サイドの事情で中止を余儀なくされた幻の企画がついに実現。ローマを舞台に、盲目の娼婦と中国人の少年が、サイコパスの殺人鬼から執拗に追いかけられ続け、とにかく殺されないよう逃げ惑う物語だ。自身の作品へのオマージュともいえる原点回帰を見せ、狂気と鮮血、鮮やかな色彩、不穏な音楽とファン垂涎のアルジェント節全開で、<2022年ベルリン国際映画祭>のプレミアでお披露目されるや否や、海外メディアからたちまち絶賛の嵐に。
主人公である盲目の娼婦ディアナを演じたのは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(15)』でイタリアのアカデミー賞と呼ばれる<ダヴィド・ディ・ドナテッロ賞>の主演女優賞を受賞したイレニア・パストレッリ(Ilenia Pastorelli)。そしてアルジェントの娘、アーシア・アルジェン(Asia Argento)がディアナを支える歩行訓練士役を演じ、アソシエイトプロデューサーを兼任。ノスタルジックなムード漂う音楽は『BPM ビート・パー・ミニット(17)』でセザール賞を受賞したアルノー・ルボチーニ(Arnaud Rebotini)が手がけている。巨匠が放つ鮮烈な恐怖体験、その一部始終をぜひ劇場で鑑賞してほしい。
Dark Glasses – Official Trailer [HD] | A Shudder Original
INFORMATION
ダークグラス
4月7日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほかにて全国順次公開
監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ
音楽:アルノー・ルボチーニ
出演:イレニア・パストレッリ、アーシア・アルジェント、シンユー・チャン
原題:Occhiali neri
提供:ロングライド、AMGエンタテインメント
配給:ロングライド