新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、全国公開を延期していたジム・ジャームッシュ監督最新作『デッド・ドント・ダイ』が、明日、6月5日(金)劇場公開を迎える。本作は、2016年、バス運転手の何気ない日常を切り取って日本でも大ヒットした『パターソン』より前から監督が構想を温めていたという、3年ぶりの最新作だ。この度、ジャームッシュ・ファミリーである永瀬正敏から本作の公開を祝し、本作への熱い感想&応援コメントが到着した。
作品史上最強!ジャームッシュファミリーが集結『デッド・ドント・ダイ』
ジャームッシュ監督作『ミステリー・トレイン』(89年)でメンフィスを訪れる日本人カップルに扮して一躍世界から注目を浴び、その後、海外作品にも数多く出演して日本を代表する俳優となった永瀬正敏。前作『パターソン』で27年ぶりにジャームッシュ作品に出演し、監督の当て書きによる重要な役柄で再び映画ファンの心を震わせたのも記憶に新しい。
そんな、ジャームッシュ・ファミリーの一員である永瀬は、ジャームッシュ作品史上最強ともいえるファミリーが集結した『デッド・ドント・ダイ』をいち早く鑑賞し大興奮! 『パターソン』で共演したアダム・ドライバーのみならず、監督を通じて交流があるというイギー・ポップや、『ミステリー・トレイン』で共演したスティーヴ・ブシェミなど、面識のあるキャストも多い。また、本作にはジャームッシュの過去作のパロディとして懐かしのキャストたちがカメオ出演もしており、久々に彼らに会えたという同窓会的な嬉しさもあったそう。
永瀬正敏「深い! 恐ろしい! 楽しい! 全てにおいて、最高過ぎる!!」
本作に出演していてもおかしくないほど、ジャームッシュ監督やファミリーとの親交が深い永瀬が感想を語った。ジャームッシュ監督がゾンビコメディを撮ったことについて訊かれると「ジムに話を聞いたのは『パターソン』の撮影前だったか? 撮影後だったか? ……忘れちゃいましたけど、予想外で驚いたのは確かです。でも同時に期待感を抑えられない自分がいました。とても興奮しましたね。ただのゾンビ映画、ゾンビ・コメディ映画で終わるわけがないので」と、ゾンビ映画というジャンルを選択したことに驚きつつも、映画を観るのをとても楽しみにしていたことを明かした。
また、『パターソン』で共演したアダム・ドライバーについて「アダムさんは普段もとてもいい方です。彼はシリアスからコメディまで役の振り幅がとても広い役者さん。それでいて彼のオリジナリティが毎回感じられる。今回も本当に素晴らしかったです」とエピソードを交えて絶賛。
さらに、イギー・ポップ、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、サラ・ドライバー、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンなどジャームッシュ監督作の常連俳優が多数集結したことに、「主要キャストを聞いた時は大興奮でした! 知り合いも多数出演されますし、大好きな方ばかりなので。その興奮は作品を拝見した後にさらに大きくなりました。皆さん、ジムとの信頼関係はバッチリですし、何より役を楽しんで演じていたのがこちらに伝わってきました。ジムさんの現場はいつもそういう雰囲気をキチンと作ってもらえます。今回もキャストの皆さんから”ジャームッシュ愛”をジムさんからは”キャスト and スタッフ皆さんへの愛”を感じました」と語り、前作で自身が「現場から帰りたくなかった」と吐露するほど居心地の良いジャームッシュ組の雰囲気を讃えながら、懐かしのファミリーとのスクリーンでの再会を喜んだ。永瀬からは明日の公開を祝し、下記の応援コメントも到着している。
永瀬正敏(俳優)
深い! 恐ろしい! 楽しい!
全てにおいて、最高過ぎる!!
また何とも形容出来ない
新しいジャンルの作品を
ジム・ジャームッシュ監督は
創り上げてしまった!
長らく待ちわびた映画がついに公開、ぜひお見逃しなく!
6/5(金)全国公開『デッド・ドント・ダイ』/日本版30秒予告編
INFORMATION
デッド・ドント・ダイ
6月5日(金)全国公開
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ (『パターソン』 『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』)
出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローヴァー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップ、セレーナ・ゴメス、 トム・ウェイツ
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド
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