2019年に映画配給会社20世紀フォックスがウォルト・ディズニー・カンパニーに買収されたことをきっかけに、続編製作の行方が案じられていたライアン・レイノルズ主演の人気作品「デッドプール」シリーズ。先日、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギの口からマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品として続編が製作されることが発表され、話題となっていたが、そんな中、レイノルズが自身のTwitterで続編に関するある情報を突然暴露し、注目を浴びている。
『デッドプール3』のプロットを主演ライアン・レイノルズが突然暴露!?
レイノルズはツイートの中で、カナダで興隆したメンタルヘルスへの意識向上を目的とした取り組み「#BellLetsTalk」について触れ、「メンタルヘルスについて正直に、率直に、そして健全に話し合うことはとても重要です。#BellLetsTalkのツイートをリツイートすれば、違いが生まれてくるはず」と、メンタルヘルスに関する自身の見解を語っている。
いつものおふざけなしの真剣なツイートなのかと思いきや、「それでも足りないといけないから」と切り出し、「ディズニーがフォックスを買収する以前、デッドプール3はデッドプールとローガン(ウルヴァリン)の間のロードトリップになるはずだった」とディズニーに買収される前に進めていた『デッドプール3』のプロットについて突然暴露し始めたのだ。しかも、黒澤明監督が手がけた往年の名作『羅生門』のように、デッドプール、ローガンのふたりの視点で進むロードトリップとなる予定だった、とプロットの詳細についても話している。
It’s critical to have open, honest and healthy discussions around mental health. By retweeting #BellLetsTalk you can make a difference. In case that’s not enough, before Disney bought Fox, Deadpool 3 was gonna be a road trip between Deadpool and Logan. Rashomon style. For real.
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) January 28, 2021
映画「デッドプール」シリーズでは、マーベル・コミックの「X-MEN」シリーズに登場するキャラクターが数々登場し、また20世紀フォックス製作の映画「X-MEN」シリーズでプロフェッサーXを演じるジェームズ・マカヴォイらとクロスオーバーするシーン(カメオ出演のみだが)もあったりと、ファンの間では本格的に映画「X-MEN」シリーズの物語と交差する瞬間が待たれていた。今回レイノルズが暴露したプロットがもし実現していれば、「デッドプール」次回作でその待ちに待った瞬間が訪れていたということになる。
MCUに編入されることが決まった『デッドプール3』に期待感が高まっているものの、レイノルズの考えていたストーリーもとても魅力的。このプロットが現実のものになっていれば、世界中で大ヒットしていただろう。MCU版『デッドプール3』の脚本は現在、ウェンディー&リジー・モリノー姉妹が手がけていることも発表されているが、このレイノルズの発言を受けたパロディが組み込まれる可能性もあるかも……? 公開を待ち望んでいるファンをワクワクさせてくれるレイノルズの発言に今後も注目だ!