2003年、原作・大場つぐみ、作画・小畑健により「週刊少年ジャンプ」で読み切りが掲載され、同年12月から2006年5月まで連載された伝説的コミック『デスノート』。2006年に公開された実写映画『DEATH NOTE』、『DEATH NOTE the Last name』、2008年に公開されたスピンオフ作『L change the WorLd』(08)を合わせたシリーズ三作の日本国内興行収入は112億円に達し、その他にもアニメ、小説、舞台と世界中でメディアミックスを展開するモンスター・シリーズに。そして、伝説となった映画『デスノート』誕生から10年目となる2016年、“正統な続編”として完全新作映画『デスノート Light up the NEW world』がいよいよ10月29日(土)に全国公開となる!
公開間近と迫ったこのタイミングで、新たなキャスト情報が解禁となった!
10年前、松山ケンイチの“怪演”によって伝説となった世界的名探偵・L。今回の正統続編でも、なんとあの“L”を、松山ケンイチさんが再び演じていることが明らかになった! LはICPOの要請を受けて、日本の警視庁にキラ事件を解決するために送り込まれた人物で、世界中の迷宮入りしていた数々の難事件を解決してきた天才的な推理力を持った名探偵。
Lは、真っ白な肌に隈取ったかのようにギョロットした目、ボサボサの黒髪に痩身猫背で裸足にジーンズ、そして白い長袖のシャツしか着ないという外見。さらにどんな椅子にも膝を抱える独特の姿勢で座り、常に甘いモノを食べ糖分を異常摂取しているまさに異形の存在。本名・経歴ほか全てが謎に包まれ、日本の警察はモチロン、ICPOや各国の諜報機関も制御できない特別にして唯一の男だ。
松山さんはその異形の存在を、見事に現実の存在として表現してみせ、その“Lっぷり”で憑依型俳優と強く世間に印象づけた。<第30回日本アカデミー賞>(2007年)では、『DEATH NOTE』で優秀助演男優賞を受賞。Lは“デスノファン”のみならず、松山さん自身も思い入れの深いキャラクターだ。今回、松山さんがLを演じるのは、Lを主人公としたスピンオフ作『L change the WorLd』(2008年)以来、8年ぶり! 前作とスピンオフLとプロデュースしてきた佐藤貴博プロデューサーは「10年ぶりのデスノートに何とかして松Lにも参加して欲しかった。松ケンには『L change the WorLd』のラスト直前の気持ちで演じてくれと伝えました。さらに、Lの芝居の裏側に、役者の後輩である池松壮亮への松山ケンイチとしての気持ちも込めてくれと難題もぶつけときました。しっかり込められていたと思います(笑)。ファンサービスの気持ちで松山に出演をお願いしたのですが、さすがそれ以上のものを出してくれました!」
松山さんは「また久しぶりにLを演じる事が出来てとても嬉しく思っています。なれたのは3分だけでしたが。でもそれ以上なれない位自分にとって心身ともに遠い存在になっていました。このように自分の中のLを探す旅みたいな事が出来たのもこの作品のおかげだと思って感謝しています。」とコメントしている。
本作の舞台は夜神月/キラ(藤原竜也)とLの「名前を書かれた人間は死ぬ」という死神のノート“デスノート”を巡る壮絶な戦いから10年の時を経た世界。池松壮亮さんが演じる竜崎は、Lが生前残した遺伝子から生まれた正統後継者にして世界的名探偵。“竜崎”はLが偽名として使っていた名前でもある。
前作でLは、難敵である月を食い止めるための最期の手段としてデスノートを使用している。今まで語られなかった、Lがデスノートを使用したことへの思いが、松山ケンイチ演じるLの言葉として、後継者である竜崎に語られる。それを受けて、竜崎はLを超えることを誓います。Lが竜崎に遺した言葉とは何なのか、そして竜崎はLを超えることが出来るのか?
松山ケンイチさんが新たに演じたLの言葉にも注目だが、それだけではない「Lの登場」も?! 一体どんな形なのか? 『デスノート Light up the NEW world』が10月29日(土)より全国ロードショーとなる。
デスノート Light up the NEW world
2016年10月29日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国拡大ロードショー
原作:「デスノート」大場つぐみ・小畑健 集英社ジャンプコミックス刊
制作プロダクション:日活/ジャンゴフィルム
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:佐藤信介
脚本:真野勝成
製作:2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
配給:ワーナー・ブラザース映画
©大場つぐみ・小畑健/集英社 ©2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
犯罪のない社会を目指し、デスノートで世界を変えようとしたキラこと夜神月。暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵L。天才VS天才の対決から10年経ったある日、世界中のネット回線がジャックされ、キラによるメッセージが発信された―。「デスノートを手に入れろ―」死神により地上にもたらされた6冊のデスノート。同時多発的に発生する大量の殺人事件。そんななか、三島(東出昌大)が率いるデスノート対策本部に、Lの後継者・竜崎(池松壮亮)が加わり、無差別殺人事件の現場で一冊のデスノートを手に入れる。一方、その現場には、キラの信奉者・紫苑(菅田将暉)の姿が――。今、それぞれの譲れない“正義”を懸けた、3人の壮絶な頭脳戦が始まる──!