2021年最大の超大作である映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が大ヒット上映中だ! これまでアレハンドロ・ホドロフスキーやデヴィッド・リンチなど名立たる監督たちが幾度となく映画化に挑みながらも、困難を極めたスケールと設定の複雑さをもつ伝説のSF小説『デューン/砂の惑星』。そんな伝説の小説を、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の手腕と2021年の最新技術をもってついに完全な形で映像化することができたと話題となっている。壮大な世界観はいかにして創り出されたのか、この度、舞台裏を切り取ったメイキング映像が解禁となった!
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『DUNE/デューン 砂の惑星』のメイキング映像が解禁!
壮大な砂漠が広がる砂の惑星“デューン”をはじめ、さまざまな惑星が登場する本作。撮影において、ヴィルヌーヴ監督はできるだけ視覚効果に頼らないことに重きを置いており、本作の撮影で視覚効果を後で加えるためにグリーンバックを背後に撮影したのは2シーンのみだったという。
ヴィルヌーヴ監督は、実際のロケーションやセットでの撮影を実施することに強いこだわりをもっており、ロケーション撮影は、よりリアリティーのある画が撮れる場所を求め、ハンガリー、ヨルダン、アブダビ、ノルウェーなど世界中を駆け巡ったそう。セットについてもヴィルヌーヴ監督の理想通り、視覚効果技術で拡大せずに実寸大のものを使用。広大な図書館やアトレイデス家の邸宅、飛行船などのガジェットまで実際に作り上げ、セットの規模は往年のハリウッドを思わせるクオリティのものだったことが映像からもわかる。
ヴィルヌーヴ監督はインタビューでも「この作品の魂を肌で理解してもらうために、砂漠の奥深くまで連れて行った」と語っているが、メイキング映像では、広大な砂漠や、切り立つ岩石に囲まれた岩石砂漠を実際に歩くキャストたちの姿も収められている。ティモシー・シャラメは、「実際のロケーションで撮影できることは役者にとってはものすごく恵まれた環境だった」と明かしており、さらに「本作の場合は砂漠、砂の惑星“デューン”が主に舞台となっていますが、その惑星自体、ものすごく高熱で過酷な環境。それを、実際に同じような環境で演じることができたので、熱い環境でのストレスだったり、暑さだったり、あるいは疲弊することであったり……それが演技の助けになってくれました」と、実際のロケーションでの撮影が自身の演技の助けになったとインタビューで答えている。
ヴィルヌーヴ監督は、自身が10代の時に原作を初めて読んだ際に感じた「今までに行ったことのない場所へ連れて行かれる」という想いを観客にも感じてもらうことを大きな目標に、今回の映画化に取り組んだという。そのためにリアリティーを追求し、細かなディテールまでこだわりが詰め込まれている。超一流のスタッフとキャストの抜群のチームワークによって実現した、ヴィルヌーヴ監督が思い描く砂の惑星を堪能してほしい。
メイキング映像
INFORMATION
DUNE/デューン 砂の惑星
大ヒット上映中
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 脚本:エリック・ロス ジョン・スペイツ ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:「デューン/砂の惑星」フランク・ハーバート著(ハヤカワ文庫刊)
出演:ティモシー・シャラメ レベッカ・ファーガソン オスカー・アイザック ジョシュ・ブローリン ステラン・スカルスガルド ゼンデイヤ シャーロット・ランプリング ジェイソン・モモア ハビエル・バルデムほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
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