え、嘘、もう3月？！ と驚いたのは私だけじゃないはず。歳を重ねるごとに、月日が経つのを早く感じてしまいますよね。この前、学園モノの映画を見たら懐かしさよりも、そんな青春が二度と訪れない悲しさを感じてしまてしまいました…。それでは今週の「アナタに送るオススメ映画」はコチラ。
『ソロモンの偽証 前篇・事件』
2015年3月7日（土）より全国ロードショー
この映画のために集められた13人の新人俳優。私たちは、彼女たちの前情報なしに、この映画を観ることとなります。この子は悪者？ それとも善人？ そんな思考をグルグルと張り巡らす贅沢さはきっと、公開時に見た者にしか味わえないものでしょう。原作は宮部みゆきの極上ミステリ。
監督：成島出
主演：藤野涼子
『妻への家路』
2015年3月6日（金）より全国ロードショー
人間の記憶とは、私たちが思っている以上に、脆く儚いものなのでしょうか。夫の帰還を待ち焦がれた故に、20年ぶりに帰ってきた彼を、自身の夫と認識しすることができなくなってしまったその妻との夫婦の物語です。切ない、切なすぎる……！ 綺麗な感動の涙を流したいアナタは要チェック。
監督：チャン・イーモウ
主演：フォン・ワンイー
『パリよ、永遠に』
2015年3月7日（土）より全国ロードショー
第二次世界大戦下のパリ。ナチスの勢いはとどまるところを知らず、ヒトラーはパリに侵略する命令を下します。文化建築が建ち並ぶ美しいパリの街を崩す訳にはいかないと命を賭けて敵に説得を試みた、ある一人の官僚の物語です。
監督：フォルカー・シュレンドルフ
主演：アンドレ・デュソリエ
『世界の終わりのいずこねこ』
2015年3月7日（土）より全国ロードショー
『幕が上がる』の際にも言った苦手ジャンル、今作はさらに濃いアイドル映画なのですが、見逃せないポイントとしてあげたいのは、ここに今の日本のカルチャーがギュッと詰まっているということ。アイドル知らないなんて、サブカル語れないぞ！ と、そんなことを感じました。
監督：竹内道宏
主演：イツ子／いずこねこ
『正しく生きる』
2015年3月7日（土）よりシアターイメージフォーラムにてロードショー
岸辺一徳から醸し出される、あの不気味さと怖さはなんでしょう。思い思いの「正しく生きる」ことへの解答を聞くことは、自らの意志を歪ませ、他人の意見に流されそうにもなります。これはフィクションか、はたまたノンフィクションなのか。京都造形芸術大学映画学科の学生が中心となって作り出した作品です。
監督：福岡芳穂
主演： 岸辺一徳
でもきっと、今が楽しければそれで良しだと思います…！ それでは今週も映画三昧！
text by Rina Kawarai（Qetic）
