1月も早くも3週間が経ち、2016年にも馴染んできた今日この頃。今週は大雪に降られたりして、とにかく寒い!! 防寒具をよく無くすため、手袋もマフラーも持っていなかった私でも、寒さに耐えきれず、マフラーを買いに走りました。急激な気温の変化に身体もグッタリ……。本当に皆さん体調にはお気をつけて!それでは今週の「アナタに送るオススメ映画」はコチラ。
『サウルの息子』
2016年1月23日(土)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー
今作は<カンヌ国際映画祭>でのグランプリ受賞、<ゴールデングローブ賞>外国語映画賞受賞、そしてその勢いそのままに<アカデミー賞>にもノミネートを果たしている。なぜ無名の監督の新作が話題となっているのか。監督、ネメシュ・ラスローはタル・ベーラに師事し、今回が長編デビュー作となった。監督は“アウシュビッツ強制収容所”という遺物を、「事実」にフォーカスするのではなく、その場にいた「一人の人間」にフォーカスすることによってよりリアルに、より感情移入しやすく描いたのだ。
監督: ネメシュ・ラースロー
出演:ルーリグ・ゲーザ
『エージェント・ウルトラ』
2016年1月23日(金)より渋谷シネパレスほか全国ロードショー
『ソーシャル・ネットワーク』『嗤う分身』など、ファンも多いであろう、ジェシー・アイゼンバーグ主演。『アクトレス』の演技も好評価だった、クリステン・スチュワートがヒロインの役で登場する。普段イケテル役が多い彼ら故、この作品の印象は、二人とも別人のよう。なんだかハチャメチャな設定に、笑いの要と、本格的アクションを詰め込んだ、何でもアリの一本。
監督:ニマ・ヌリザデ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ
『ビューティー・インサイド』
2016年1月22日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
なかなか発想の転換が効いた面白い設定。目覚めると“彼”は、おじいちゃんにも小学生にも女にも外国人にも変化してしまう。しかし記憶は“彼”であり続ける。そんな特有の習性がある彼は、好きな人を前に寝ないという決断をするが、それも無理な話し。彼は寝ることで姿を変えてしまう。彼が思いを寄せる相手は、こんな彼の習性を受け止めることはできるのか。色々細かなところはツッコミたくなるだろうが、そこは我慢。ドツプリとファンタジーの世界観に染まってみよう。上野樹里も出演しているのはかなりの驚き。
監督:ペク
出演: ハン・ヒョジュ
毎週金曜お送りしている、「アナタに送るオススメ映画」
過去記事はコチラから
それでは今週も映画三昧!
text by Qetic・Rina Kawarai