芸術性の高いフレンチホラーとして注目を集めている映画『エヴォリューション』。
11月26日(土)の公開に先駆け、原美術館で一夜限りの先行上映イベントの開催が決定!
1938年に個人邸として建てられた原美術館は、西洋モダニズム建築と緑豊かな庭が美しい現代美術館。現在は、篠山紀信展「快楽の館」が開催中で、作品は全て同館をロケーションにした、撮り下ろしの新作。壇蜜氏など33名のモデルによるヌード写真で構成され、美術館は「快楽の館」に変貌を遂げている。
上映後のトークゲストには、写実絵画界を代表する画家の諏訪敦氏と「美術手帖」編集長の岩渕貞哉氏を迎え“有機的な夢”としての映画『エヴォリューション』を解剖する。
今回のイベントでは、映画『エヴォリューション』の上映&トークにあわせ、篠山紀信展「快楽の館」、そして森村泰昌氏や宮島達男氏、奈良美智氏の常設展示も楽しむことができる。
なんだかもの寂しさを感じる秋の終わり、幻想的な世界に浸る夜を過ごしてみてはいかがだろうか。
EVENT INFORMATION
映画『エヴォリューション』先行上映イベント at 原美術館
2016.11.23(水・祝日)
17:30開場/18:00開映
原美術館ザ・ホール(東京都品川区北品川4−7−25原美術館内)
一般2,500円、原美術館メンバー1,500円(美術館にて予約受付)
諏訪敦(画家)、岩渕貞哉(『美術手帖』編集長)
映画『エヴォリューション』
2016年11月26日(土)より、渋谷アップリンク、新宿シネマカリテ(モーニング&レイト)ほか全国順次公開
脚本&監督:ルシール・アザリロヴィック(『エコール』(2004)『ミミ』(1996))
プロデューサー:シルヴィー・ピアラ、ブノア・カノン
撮影監督:マニュエル・ダコッセ
美術監督:ライア・コレット
出演:マックス・ブラバン、ロクサーヌ・デュラン、ジュリー=マリー・パルマンティエほか
(2015年/フランス/81分/フランス語/カラー/スコープサイズ/DCP)
配給・宣伝:アップリンク
© LES FILMS DU WORSO • NOODLES PRODUCTION • VOLCANO FILMS • EVO FILMS A.I.E. • SCOPE PICTURES • LEFT FIELD VENTURES / DEPOT LEGAL 2015
とある島、少年だけに施される奇妙な医療行為。秘密の園の少女たちの世界を描いた『エコール』のルシール・アザリロヴィック監督による、まるで悪夢のような、禁断のダークファンタジー。少年と女性しかいない孤島に母親と暮らす10歳のニコラ。その島ではすべての少年が奇妙な医療行為の対象となっている。「なにかがおかしい」と異変に気付き始めたニコラは、夜半に出かける母親の後をつける。そこで母親がほかの女性たちと海辺でする「ある行為」を目撃し、秘密を探ろうとしたのが悪夢の始まりだった。秘密の園の少女たちの世界を描いた『エコール』から10年。原始的な感情を呼び覚ます圧倒的な映像美でルシール・アザリロヴィック監督が描く、倫理や道徳を超えた81分間の美しい“悪夢”。エヴォリューション(進化)とは何なのか……?