『カポーティ』、『マネーボール』のベネット・ミラー監督最新作、11月14日(金)に全米公開する『FOXCATCHER(原題)』の邦題を『フォックスキャッチャー』に決定し、2015年2月14日(土)、新宿ピカデリーほかにて全国公開することが決定した。

故フィリップ・シーモア・ホフマン主演『カポーティ』(05年)では作家トルーマン・カポーティを、ブラッド・ピット主演『マネーボール』(11年)では革新的球団運営で野球界の常識を変えたGMを、これまで実在の人物と事件を丹念に描いてきたベネット・ミラー監督。

最新作は1996年に全米を震撼させたデュポン財閥御曹司によるレスリング五輪金メダリスト射殺事件を映画化。孤独、葛藤、富と名声、心の暗部でつながれた大富豪とレスリング金メダリストの病的ともいえる心理を鮮烈に描き、見事カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した。出演は犯人でデュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンにスティーヴ・カレル。事件に巻き込まれていく五輪メダリスト兄弟の兄をマーク・ラファロ、弟をチャニング・テイタムが演じている。

『カポーティ』、『マネーボール』監督最新作! 『フォックスキャッチャー』公開決定! film141114_foxcatcher_2

2005年に『カポーティ』で学生時代からの盟友、故フィリップ・シーモア・ホフマンにアカデミー賞主演男優賞をもたらし、今年のカンヌ国際映画祭会見では突然の訃報に涙を流したベネット監督。今回は『リトル・ミス・サンシャイン』などのヒットコメディで活躍してきたカレルが自身初のシリアスな役柄を怪演、さらに存命するメダリストの弟を鬼気迫る演技で熱演したテイタムが共に新境地ともいえる演技を披露し、ダブルでのアカデミー主演男優賞ノミネートが有力視されている。

『フォックスキャッチャー』

2015年2月14日(土)、新宿ピカデリー 他 全国公開
監督:ベネット・ミラー『マネーボール』、『カポーティ』     
脚本:E・マックス・フライ、ダン・フッターマン 
出演:スティーヴ・カレル『リトル・ミス・サンシャイン』、チャニング・テイタム『マジック・マイク』、マーク・ラファロ『アベンジャーズ』、シエナ・ミラー『ファクトリー・ガール』
2014年/アメリカ/135分/カラー/英語/シネマスコープ/5.1ch PG-12
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提供:KADOKAWA、ロングライド 配給:ロングライド 宣伝:クラシック