パイク・ジョーンズ監督4年ぶりの長編最新作として、6月28日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショーとなる『her/世界でひとつの彼女』。本作の主題歌は、カレン・Oが書き下ろし、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた“The Moon Song(ザ・ムーンソング)”。劇中では、ホアキン・フェニックス演じる主人公のセオドアとスカーレット・ヨハンソン演じる声だけのヒロイン・サマンサが即興的に作った思い出の曲として登場するが、この度、この“The Moon Song(ザ・ムーンソング)”に合わせて、セオドアとサマンサの2人をイメージしてつくられたアニメーション映像が届いた! 

カレン・O – “The Moon Song” アニメーション映像

今回この映像を手がけたのは、タムくんの愛称で知られる、バンコク在住の漫画家でアニメーション作家のウィスット・ポンニミット。タムくんは本作に対し「どんな映画 観てどういう気持ちになった それは言いたくない ただなんの情報も知らない、心空っぽで そんな状態で この her を観に行ってほしい それがこのいい映画に ちょうどいい」」と絶賛コメントを寄せている。

映像内では、月の上に一人の女の子が横たわっている。その女の子はタムくんがイメージした、声だけのヒロイン、サマンサ! だけどその様子はなんだか物憂げ。月が反転していくとそこには、口ひげを蓄えた男、本作の主人公セオドアの姿が。彼もまた、なんだか物憂げな様子。サマンサは自分とは反対側にいるセオドアを恋しく見つめる。するとセオドアはその目線に気づき、サマンサの方に振り向く。その2人の様子はとっても幸せそう。“The Moon Song(ザ・ムーンソング)”の歌詞のように遥か遠く宇宙の果てでもこうして2人でいられる幸せな気持ちを表現した、タムくん作品らしいシンプルで優しいアニメーションに仕上がっている。

『her/世界でひとつの彼女』

6月28日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

監督&脚本:スパイク・ジョーンズ
出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド、スカーレット・ヨハンソン
Photo courtesy of Warner Bros. Pictures
配給・宣伝:アスミック・エース