C・トーマス・ハウエルがCGなしの大迫力カーチェイスを披露！伝説のサイコスリラー映画『ヒッチャー』ニューマスター版の本編映像が解禁

2019年7月に75歳でこの世を去った名優ルトガー・ハウアーが殺人ヒッチハイカー役を演じて話題となった映画『ヒッチャー』が、公開から35年の時を経て、『ヒッチャー ニューマスター版』として2021年1月8日（金）より公開される。この度、本作の本編映像が解禁となった。

映画『ヒッチャー ニューマスター版』の本編映像が解禁！

映画『ヒッチャー』は、殺人ヒッチハイカーを乗せたばかりに、ひたすら狙われ続ける青年の混乱と絶望を描き、アメリカ全土に“恐怖のヒッチハイカー”というトラウマを植え付けたサイコスリラー映画だ。全編を通して異様な緊張感があり、観る者に恐怖と興奮を与え続けるド派手なアクションが多数盛り込まれ、シンプルなストーリーながら今もなお多くの映画ファンに愛されている。

今回解禁されたのは、テキサスの広大なハイウェイで繰り広げられる、大迫力のカーチェイスシーンの本編映像だ。冒頭から、警察が運転する2台のパトカーから逃れようと必死に車を走らせるジム（C・トーマス・ハウエル）の姿が映し出されている。

殺人ヒッチハイカーから逃れる最中、連続殺人の容疑をかけられ警察に追われるジム。ダイナーで出会ったウェイトレスのナッシュ（ジェニファー・ジェイソン・リー）の助けを借りて奪ったパトカーに乗り込み警察をかわしていくが、容赦なく散弾銃で車を破壊され、ドアが後ろに吹っ飛んでいくという、スリリングなカーチェイスが展開されている。終盤では、時速100キロで並走していたパトカーが派手に横転しながら大破していく様子がスローモーションで描かれている。

なお、このカーチェイスシーンにはCGが一切使われていないとのこと。監督のロバート・ハーモンは、小型カメラを取り付けたクレーンを撮影車に乗せ、車の真上や地面スレスレのあらゆるカメラワークによる撮影を敢行。ハーモンは、『ヒッチャー』の旧DVD特典に収録されたインタビューの中で「当時いいと思ったアイデアがあった。コンピューター映像の前の映画なんだ。全く狂った考えだ」と明かしている。

そしてこの危険な撮影を担当したのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でも撮影監督を務めたジョン・シールだ。彼は「必死でアングルを見つけようとした。私はこのスタント映画に熱中した」とコメント。最後の車の横転シーンは、まさにこちらに迫ってくるかのようなカメラギリギリのアングルにより、臨場感とスリル満点なシーンに仕上がっている。

クリストファー・ノーラン監督、J・J・エイブラムス監督にも影響を与えた伝説の映画『ヒッチャー』。HDリマスター化によって鮮やかによみがえった本作を是非お見逃しなく！

『ヒッチャー ニューマスター版』CGなしのカーチェイスシーンを捉えた本編映像

映画『ヒッチャー ニューマスター版』予告編