マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の“フェーズ1”の作品として公開され、映画『アイアンマン』との直接的な関連も見られる作品『インクレディブル・ハルク』。人気の高い本作について、主役のハルクことブルース・バナー役を演じたエドワード・ノートンが言及。ある裏エピソードを披露している。
「ハルク」エドワード・ノートン「僕には2つの続編案があった」
インタビューに応えたノートンは『インクレディブル・ハルク』の続編案があったことを暴露している。「僕にはふたつの映画のレイアウトがあったんだ。(ハルクの)オリジンと意識のある状態で夢を見ているハルク、つまり自分を制御できているハルクのアイデアだね」と、彼には2種類のアイデアがあったようだ。
しかし、ノートンは『インクレディブル・ハルク』への出演をもって、このシリーズからは降板している。そのことについて「彼ら(マーベル・スタジオ側)は“そのアイデアこそ僕らが望んでるものだよ!”って感じだったんだ。フタを開けてみれば、そんなことなかったんだけど」と、その当時のエピソードを明かしている。
また「僕らはそのふたつの映画を進めることについて、ポジティブな話し合いをして、かかるだろうだいたいの時間を考えてみたんだけど、僕はその案を進めないことにしたんだ。正直にいうと、彼らが僕に払ってくれていた金額よりも、もっとお金が欲しかったんだ。でも、それがもうひとつの『ハルク』映画を作りたくなかった理由ではないよ」と、彼自身が降板した理由について語っている。
こんな話を聞かされると、続編を見てみたかった……と残念な気持ちになってしまう方も多いことだろう。果たして今後、『インクレディブル・ハルク』の続編が制作されることはあるのだろうか?