ユニバーサル ミュージックの映像配給ブランド『Eastworld Entertainment』より、ジャズ史上最大のカリスマ“ジョン・コルトレーン(John Coltrane)”の波乱に満ちた人生を追ったドキュメンタリー『ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン』。本作が12月3日(金)より、<ヒューマントラストシネマ渋谷>他にて全国ロードショー公開されることが、コルトレーン誕生日となる本日発表された。
ドキュメンタリー『ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン』が公開決定!
2016年アメリカ制作の本作は、音楽ファンの間で長らく劇場公開が待たれていた作品で、コルトレーンの生誕95周年の今年、ついに日本での劇場公開が実現に至った。1946年にプロとしてのキャリアをスタートするも、最初の10年弱は無名で陽の目を見ず、なかなかレコーディングの機会に恵まれなかったというコルトレーン。1955年、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のグループに抜擢されたことにより、その名がジャズ界に知れ渡るようになる。だが、当時の演奏は粗削りな部分が多く、評判は芳しいものではなかった。
その才能が覚醒したのは1957年、そしてそこからの10年間で『ジャイアント・ステップス』、『バラード』、『至上の愛』など、ジャズ史を更新する名盤を数多く発表。1966年7月には来日公演が実現するも、それから1年後の1967年7月に、40歳の若さで肝臓癌で急逝した。
『ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン』では、不遇なキャリア初期、恩師マイルス・デイヴィスのバンドへの抜擢、薬とアルコール依存症から脱却し才能を開花させ、数々の名盤を生み出していく模様を、コルトレーンに影響を受けたアーティスト等の証言をもとに紹介。これまであまり知られることのなかった彼の家族やプライベートについても描かれている。わずか10年間でアメリカ・ポピュラー音楽史に偉大な足跡を刻んだジャズ界最高のカリスマ、その短くも求道的な人生を描いたドキュメンタリーだ。
なお、9月23日にはブルーノート東京にて、コルトレーンの名曲ばかりを演奏するスペシャル・ライブも開催。そして10月22日(金)には、コルトレーンの代表作である不朽の名作『至上の愛』の貴重なライブ・バージョンを収録した未発表アルバム『至上の愛~ライヴ・イン・シアトル』が全世界同時リリースされる。生誕95周年の今年、ジョン・コルトレーンに熱い視線が注がれること必至だ!
I don’t recognize the word “jazz”, I play “John Coltrane.”
“ジャズ”って言葉は分からないな、私のジャンルは“ジョン・コルトレーン”だからね。
― ジョン・コルトレーン
“ジョン・コルトレーンが音楽の創造性のさまざまな段階を経て行ったことを考えると、
彼はピカソが行ったことと同等のことを、(ピカソよりも)50年ほど短い時間で達成したと言えます。”
― ビル・クリントン(第42代アメリカ合衆国大統領)
INFORMATION
ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン
2021年12月3日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷 他全国ロードショー
原題:JOHN COLTRANE: CHASING TRANE
監督:ジョン・シャインフェルド
出演:ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、マッコイ・タイナー、ウェイン・ショーター、ベニー・ゴルソン、ジミー・ヒース、レジー・ワークマン、ウィントン・マルサリス、カマシ・ワシントン、カルロス・サンタナ、コモン、ジョン・デンスモア(ザ・ドアーズ)、ビル・クリントン(元アメリカ合衆国大統領)、藤岡靖洋、デンゼル・ワシントン(コルトレーンの声) 他
配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT / カルチャヴィル
99分/カラー/アメリカ/2016年/日本語字幕:落合寿和
©MMXVII Morling Manor Music Corp. and Jowcol Music, LLC.
上映劇場(9月24日付)
北海道:シアターキノ 近日公開
東京:ヒューマントラストシネマ渋谷 12月3日(金)
アップリンク吉祥寺 12月3日(金)
神奈川:横須賀HUMAXシネマズ 12月3日(金)
横浜シネマリン 近日公開
名古屋:伏見ミリオン座 12月24日(金)
大阪:シネ・リーブル梅田 12月3日(金)
兵庫:シネ・リーブル神戸 近日公開
京都:アップリンク京都 12月3日(金)
岡山:シネマクレール丸の内 近日公開
福岡:KBCシネマ 12月3日(金)
宮崎:宮崎キネマ館 近日公開
鹿児島:ガーデンズシネマ 近日公開
その他、全国順次公開