昨年公開されるや、世界中で大ヒットを記録し、アカデミー賞に11部門もノミネートされたDCコミックス原作の映画『ジョーカー』。本日20日(月)、アメリカ・ロサンゼルスで開催中の第26回全米映画俳優組合賞(Screen Actors Guild Awards)にて、主演のホアキン・フェニックスが主演男優賞を受賞した。

『ジョーカー』ホアキン・フェニックスがSAGアワードで主演男優賞受賞!

ホアキン・フェニックスは受賞スピーチにおいて、彼の他に主演男優賞にノミネートされていた俳優陣、レオナルド・ディカプリオクリスチャン・ベールアダム・ドライバータロン・エガートンそれぞれに賛辞を贈っている。

ディカプリオに対しては以前俳優活動に復帰した頃を思い返しながら、オーディションでいつも彼と争っていたことを暴露。「どのキャスティングディレクターも”(争っていた相手は)レオナルドだよ”って囁いてくるんだ。僕は”誰なんだ、レオナルドって!?”ってなってたよ。レオナルド、君は25年以上も僕やたくさんの人々にインスピレーションを与えてくれた。本当に本当に、とても感謝しているよ」と賞賛している。

またベールには「君はいつも僕が夢に描くような方法で役柄に挑んでいる。絶対に失敗したパフォーマンスを披露したりしないし、それがものすごく腹立たしいよ。君が1度でいいから失敗するのを見てみたいよ」と冗談交じりに話しながら、彼の演技を絶賛。

若手俳優のドライバーには「ここ何年か君の演技を見てきているけど、どんどん美しくて、絶妙で、素晴らしく、とても深い演技になってきていて、君にはものすごく感動させられるんだ。この映画(『マリッジ・ストーリー』)でも君は本当に素晴らしかったし、君はここ(ステージ上)にいるべきだ」と後輩を讃えている。

ミュージカルに挑戦したエガートンには「この映画(『ロケットマン』)での君は本当に美しくて、とても嬉しいよ。君がする何もかもを見るのが待ち遠しいよ」と快活なエガートンに向けた、らしい言葉を贈っている。

最後に自身が演じた役柄について言及。クリストファー・ノーラン監督が手がけた「ダークナイト」シリーズでジョーカー役を務めたヒース・レジャーに「僕がここに立っているのは、僕の敬愛する役者であるヒース・レジャーのおかげです。ありがとう」と敬意を表している。

レジャー同様、第92回アカデミー賞でのオスカー受賞も現実味を帯びてきたホアキン・フェニックス。彼の迫真の演技をまだ観ていないという方は、IMAX®︎、ドルビーシネマでの再上映をお見逃しなく

映画『ジョーカー』本予告【HD】2019年10月4日(金)公開

『ジョーカー』ホアキン・フェニックス、アカデミー賞に最も近いSAGアワードで主演男優賞受賞!ヒース・レジャーへ向けた感動的なスピーチも film200120_joker_joaquin_main
Photo via @jokermovie(Facebook)